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令和 2年第3回定例会−09月23日-11号

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  1. 新座市議会 2020-09-23
    令和 2年第3回定例会−09月23日-11号


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    令和 2年第3回定例会−09月23日-11号令和 2年第3回定例会                令和2年第3回新座市議会定例会 議事日程第11号                             9月23日午前9時開議 第 1 議案第73号 新座市手数料条例の一部を改正する条例                                   (総務常任委員会委員長報告) 第 2 議案第74号 新座市税条例の一部を改正する条例                                   (総務常任委員会委員長報告) 第 3 議案第75号 新座市都市計画税条例の一部を改正する条例                                   (総務常任委員会委員長報告) 第 4 議案第76号 新座市児童発達支援センター条例の一部を改正する条例                                   (厚生常任委員会委員長報告) 第 5 議案第77号 新座市指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準等を定める条例の一            部を改正する条例                                   (厚生常任委員会委員長報告) 第 6 議案第78号 令和2年度新座市一般会計補正予算(第8号)                                    (4常任委員会委員長報告) 第 7 議案第79号 令和2年度新座市国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)
                                      (厚生常任委員会委員長報告) 第 8 議案第80号 令和2年度新座市介護保険事業特別会計補正予算(第1号)                                   (厚生常任委員会委員長報告) 第 9 議案第81号 令和2年度新座都市計画事業新座駅北口土地区画整理事業特別会計補正予算(第1            号)                                   (建設常任委員会委員長報告) 第10 議案第82号 令和2年度新座都市計画事業大和田二・三丁目地区土地区画整理事業特別会計補正            予算(第2号)                                   (建設常任委員会委員長報告) 第11 議案第83号 令和元年度新座市一般会計歳入歳出決算認定について                                    (4常任委員会委員長報告) 出席議員 26名      1番   白  井  忠  雄         2番   鈴  木  秀  一      3番   伊  藤  智 砂 子         4番   佐  藤  重  忠      5番   谷 地 田  庸  子         6番   野  中  弥  生      7番   滝  本  恭  雪         8番   荒  井  規  行      9番   鈴  木  芳  宗        10番   高  邑  朋  矢     11番   富  永  孝  子        12番   石  島  陽  子     13番   嶋  田  好  枝        14番   辻     実  樹     15番   小  野  由 美 子        16番   笠  原     進     17番   小  野  大  輔        18番   上  田  美 小 枝     19番   島  田  久 仁 代        20番   米  橋  結  太     21番   助  川     昇        22番   小 野 澤  健  至     23番   鈴  木  明  子        24番   池  田  貞  雄     25番   嶋  野  加  代        26番   平  野     茂 欠席議員 なし 地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名   市   長   並  木     傑      副 市 長   山  崎  糧  平   総合政策           永  尾  郁  夫      総務部長    伊  藤  佳  史   部   長                           市民生活   財政部長    遠  山  泰  久              齋  藤  寿 美 子                           部   長   総合福祉                    こども未来           鈴  木  義  弘              一 ノ 関  知  子   部   長                   部   長   いきいき                    都市整備           竹 之 下     力              広  瀬  達  夫   健康部長                    部   長   上下水道           島  崎  昭  生      教 育 長   金  子  廣  志   部   長   教育総務                    学校教育           渡  辺  哲  也              小  関     直   部   長                   部   長                           選挙管理   会計管理者   今  村  哲  也      委 員 会   川  島     聡                           事務局長   監査委員           山  本     実   事務局長 職務のため出席した事務局職員                           事 務 局   事務局長    細  沼  伊 左 夫              河  尻  広  海                           副 局 長   議事調査           長 谷 部  知  美   係   長 △開議の宣告  (午前 9時44分) ○議長(滝本恭雪議員) おはようございます。これより本日の会議を開きます。  本日の日程は、お手元に配布してあるとおりであります。 △議長報告 ○議長(滝本恭雪議員) 議長報告を行います。  議長報告は事務局長がいたします。  事務局長。    〔事務局長(細沼伊左夫)登壇〕 ◎事務局長(細沼伊左夫) おはようございます。議長に代わりましてご報告申し上げます。  初めに、議員提出議案について申し上げます。議第6号議案 新型コロナウイルス感染症の影響に伴う地方財政の急激な悪化に対し地方税財源の確保を求める意見書が助川昇議員外5名から、議第7号議案 防災・減災・国土強靱化対策の継続・拡充を求める意見書が佐藤重忠議員外5名から、議第8号議案 ドクターヘリの安定的・持続的運用への支援強化を求める意見書が谷地田庸子議員外5名から、議第9号議案 子どもたちの学び、心身のケア、安心安全な教育環境を保障するために少人数学級の実施を求める意見書が嶋田好枝議員外6名から、議第10号議案 消費税率5%への引き下げを求める意見書が小野由美子議員外6名から、議第11号議案 重度心身障害者医療費助成制度の拡充を求める意見書が辻実樹議員外6名から、議第12号議案 主要農産物種子法の復活を求める意見書が高邑朋矢議員外6名から提出されました。  以上の7件につきましては、それぞれ所定の賛成者がありますので、議案としてお手元に配布いたしました。  次に、報告書について申し上げます。専決処分書としまして、損害賠償の額を定めることについて(令和2年新座市告示第362号)が市長から送付されましたので、お手元に配布いたしました。  次に、令和元年度新座市水道事業会計決算書、令和元年度主要な施策の成果に関する説明書及び令和元年度新座市一般会計事業別決算説明書の一部訂正につきまして、市長から正誤表が送付されましたので、お手元に配布しました正誤表のとおり訂正をお願いいたします。  次に、代表監査委員農業委員会会長選挙管理委員会委員長から所用のため本日欠席する旨の申出がありましたので、ご報告申し上げます。  以上でございます。 ○議長(滝本恭雪議員) 以上で議長報告が終わりましたので、ご了承願います。 △議案第73号 新座市手数料条例の一部を改正する条例〜議案第75号新座市都市計画税条例の一部を改正する条例 ○議長(滝本恭雪議員) 日程第1、議案第73号 新座市手数料条例の一部を改正する条例から日程第3、議案第75号 新座市都市計画税条例の一部を改正する条例までを一括議題とし、総務常任委員会委員長の報告を求めます。  総務常任委員会委員長。    〔19番(島田久仁代議員)登壇〕 ◆19番(島田久仁代議員) おはようございます。19番、島田久仁代です。総務常任委員会委員長報告を行います。  9月2日の本会議において、本委員会に付託された議案につきまして、9月3日、4日、7日に委員会を開催し、慎重に審査しましたので、その審査内容と結果について報告をいたします。  議案第73号 新座市手数料条例の一部を改正する条例について。  結論は、全会一致で原案可決すべきものと決しました。  質疑の概要を申し上げます。質問。今後マイナンバーを証明する書類が必要な場合は、マイナンバーカードか住民票の写し、もしくは住民票記載事項証明書しかないと考えていいのか。  答弁。そのとおりである。通知カードについては、記載事項に変更がなければ引き続き使用できる。
     質疑は以上です。  続いて、議案第74号 新座市税条例の一部を改正する条例について。  結論は、全会一致で原案可決すべきものと決しました。  質疑の概要を申し上げます。質問。全額国費で補填されるとあるが、国からどのように示されているのか。また、固定資産税の軽減の対象者について教えていただきたい。  答弁。補填方法等、現段階で情報は特に入っていない。いずれ県を通じて情報が入ってくると認識をしている。事業用家屋については、家屋調査、家屋の評価をするときに建物の用途を確認している。その中で、事業用として評価している内容で軽減をする形となる。自宅を事務所としても使っているケースは、家屋調査をしたとき、自宅と評価をされているものは今回適用とはならない。当初の評価の状況と、今の状況が違うということであれば、軽減申請をするときに併せて申出をし、その後で市で確認、把握をする手順となる。現状では、家屋調査当時の評価に基づいて判断していくことになる。  質問。個人市民税寄附金税額控除の対象となるイベント、行事について教えていただきたい。  答弁。指定行事の要件が6つある。要件を満たした行事で、主催者が国に申請をして文部科学大臣が指定をしたものが対象となる。適用対象行事は、文化庁やスポーツ庁ホームページに掲載をされている。8月28日現在、文化庁のホームページでは文化芸術が825件、スポーツ関係が134件、合計959件が指定をされている。この中で新座市内の行事等は特にないので、原則は払戻しとなり、影響は限定的なものになると考えている。  質疑は以上です。  賛成討論がありましたので、ご紹介をいたします。  中小企業へのコロナウイルス感染症による影響を少なくするため、固定資産税都市計画税が減税されるということ、その減税分を国が補填するということでいいことだと思う。この減税制度が受けられる人がしっかりと受けられるように対応をしていただきたい。  討論を終結した後、採決を行いました。結論は、冒頭申し上げましたとおり、全会一致で原案可決すべきものと決しました。  続いて、議案第75号 新座市都市計画税条例の一部を改正する条例について質疑はなく、結論は全会一致で原案可決すべきものと決しました。  以上、議長より求められた総務常任委員会委員長報告を終わります。 ○議長(滝本恭雪議員) 委員長、委員長席へ移動願います。  委員長の報告が終わりましたので、議案第73号に対しまして質疑願います。  質疑ありませんか。    〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(滝本恭雪議員) 質疑なしと認めます。  委員長、自席へお戻り願います。  討論ありませんか。    〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(滝本恭雪議員) 討論なしと認めます。  本件を採決いたします。  委員長の報告は原案可決であります。報告どおり決するにご異議ありませんか。    〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(滝本恭雪議員) ご異議なしと認めます。  よって、議案第73号は委員長報告どおり原案可決されました。  続いて、議案第74号に対しまして質疑願います。  質疑ありませんか。    〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(滝本恭雪議員) 質疑なしと認めます。  討論ありませんか。    〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(滝本恭雪議員) 討論なしと認めます。  本件を採決いたします。  委員長の報告は原案可決であります。報告どおり決するにご異議ありませんか。    〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(滝本恭雪議員) ご異議なしと認めます。  よって、議案第74号は委員長報告どおり原案可決されました。  続いて、議案第75号に対しまして質疑願います。  質疑ありませんか。    〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(滝本恭雪議員) 質疑なしと認めます。  討論ありませんか。    〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(滝本恭雪議員) 討論なしと認めます。  本件を採決いたします。  委員長の報告は原案可決であります。報告どおり決するにご異議ありませんか。    〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(滝本恭雪議員) ご異議なしと認めます。  よって、議案第75号は委員長報告どおり原案可決されました。 △議案第76号 新座市児童発達支援センター条例の一部を改正する条例  議案第77号 新座市指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例 ○議長(滝本恭雪議員) 日程第4、議案第76号 新座市児童発達支援センター条例の一部を改正する条例及び日程第5、議案第77号 新座市指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例を一括議題とし、厚生常任委員会委員長の報告を求めます。  厚生常任委員会委員長。    〔14番(辻 実樹議員)登壇〕 ◆14番(辻実樹議員) 14番、辻実樹です。厚生常任委員会の報告をします。  初めに、議案第76号 新座市児童発達支援センター条例の一部を改正する条例について結論と審査内容を報告します。  結論は、全会一致で原案可決となりました。  執行部の説明の後、質疑がありましたので、紹介します。  質問。保育所等訪問支援は、申請するのは保護者ということなのですけれども、小学校や保育所で障がいのあるお子さんがいて、その関わり方とかアドバイスをもらいたい場合に使うものなのかと思っていたが、この制度の周知は誰にするものなのか。保護者なのか、施設のほうか、何人ぐらいの定員を見込んでいるのか。  答弁。基本的には保護者からの申請に基づいて、まず保護者が相談支援事業所なりに指定特定のご相談をいただくか、直接障がい者福祉課の窓口で支給決定の申請、通所受給者証発行後、所定の審査を終えれば発行します。これは、月で定められた利用回数、自己負担上限額が記されています。それが発行された後に、契約を取り交わしてサービスを利用する流れです。この保育所等訪問支援事業は、保育園等に通う子供が、要するにその保育園なりに健常な子供と一緒に集団生活に適応できるように支援するためのもので、周知はまず保育園側の理解が重要です。周知方法は、保育園の園長会とか就学支援委員会、これらの場所を活用して議決が得られましたら早速説明をして、パンフレット等を作って、必要な方をご紹介くださいという周知に努めていきたいと思っています。  障がいの方と保護者に対する支援というのと、もう一方の観点として保育園に対する支援という、この2つの観点から、障がいを持った子供が保育園なりに適応できるように専門的なメンバーによる支援を行う事業です。現在のところ、県にも確認したのですが、利用定員というのはないのです。いずれも職員が兼務となるものですから、支障がないという形で当初の予定を利用児童5名というふうに見込んでおります。市内の事業者は2か所、どれみと元気キッズ保育所等訪問支援事業をやっています。  質問。保育園の専門職の保育士から見たら、何か障がいがあるのではないかといったときに支援がしづらいというところに対して、保育所訪問で相談に乗ってくれるという考えで合っているか。  答弁。基本的には保護者からの申請があって、支給決定を受けないとサービスが利用できない流れになります。ただ、相談の段階ではもちろん保育園からも相談を受け、状況に応じて保護者との間で不安に思っていることとか、保育園側から保育に対して不安に思っていることとか課題とか、その中継ぎということもやっていきたいと思っています。手続的には保護者からの支給決定を受けて、サービスの利用に至るという流れになります。  質問。利用回数、自己負担上限ということは、費用が発生して、利用者にお金を払っていただきながらの事業という理解でいいか。利用回数とか自己上限額などはどのようになるのか、  答弁。自己負担に係る支給決定は、非課税世帯については無料です。課税世帯は4,600円です。3歳から小学校就学前まで、幼保無償化に準じて利用料はゼロ円という形になります。それ以外の児童に関しては、国で定める1回当たりの報酬額が決まっており、それに準じて、その費用の1割ということになります。普通の相談と違うのは、例えば就労継続Bや障がい者のサービスがあると思うのですが、これらの同様の考え方でサービス計画に基づいてサービスを実施する流れになります。今までも児童発達支援センター、私どもの施設においては一般相談、電話相談、来所相談を受け付けておりますが、これとはちょっと異なりまして、国で定められた報酬による給付が発生するということと、サービス計画に基づくサービス利用ということになります。  以上のような質疑の後、結論を出しました。  結論は、全会一致で原案可決です。  委員の意見をご紹介します。保育所等訪問支援とあったので、事業所への直接の支援だと思いましたが、利用者の保護者が利用を申し出て、支給決定された方への支援ということで少し複雑さを感じました。しかし、児童発達支援は大切なことなので、これからも受け入れてくれる事業所が増えてくれることを期待して賛成いたします。  別の方の意見です。保育所等の利用者への訪問支援ができるようになり、支援の拡大と考えています。よろしくお願いします。  続いて、議案第77号 新座市指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例について審査の内容と結果を報告します。  結論は、全会一致で原案可決となりました。  執行部の説明の後、質疑がありましたので、紹介します。  質問。実際に今新座市で主任介護支援専門員がいなくて困っている話や状況を教えてください。  答弁。実際に困っているというご相談は、直接はいただいておりません。ただ、改正前の計画期間が令和3年3月31日でしたので、これを迎えるときに主任介護支援専門員がいない場合、条例違反になってしまうので、市としては心配があったのですが、今回条例が改正され、計画期間が延びましたので、その間に主任介護支援専門員になるために、介護支援専門員として5年経験が必要だとか、その後に研修を受けるとか、主任介護支援専門員の資格を取っていただき、令和9年の期間を迎えていただければと思っています。  結論は、全会一致で原案可決です。  委員の意見を紹介します。今後主任介護支援専門員の育成をしていただくことも頑張っていただいて、現場の経過措置として賛成いたします。  別の方です。保育士同様に、介護士の労働も大変厳しいものがあります。高齢者相談支援センターにおいて、主任介護支援専門員は5年以上の経験や、専任して3年以上長く働いてくれた方となります。介護の現場も、処遇改善をぜひもっと考慮していただきたいと思います。  以上です。 ○議長(滝本恭雪議員) 委員長、委員長席へお願いいたします。  委員長の報告が終わりましたので、議案第76号に対しまして質疑願います。  質疑ありませんか。    〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(滝本恭雪議員) 質疑なしと認めます。  委員長、自席へお戻り願います。  討論ありませんか。    〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(滝本恭雪議員) 討論なしと認めます。  本件を採決いたします。  委員長の報告は原案可決であります。報告どおり決するにご異議ありませんか。    〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(滝本恭雪議員) ご異議なしと認めます。  よって、議案第76号は委員長報告どおり原案可決されました。  続いて、議案第77号に対しまして質疑願います。  質疑ありませんか。    〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(滝本恭雪議員) 質疑なしと認めます。
     討論ありませんか。    〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(滝本恭雪議員) 討論なしと認めます。  本件を採決いたします。  委員長の報告は原案可決であります。報告どおり決するにご異議ありませんか。    〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(滝本恭雪議員) ご異議なしと認めます。  よって、議案第77号は委員長報告どおり原  案可決されました。 △議案第78号 令和2年度新座市一般会計補正予算(第8号) ○議長(滝本恭雪議員) 日程第6、議案第78号 令和2年度新座市一般会計補正予算(第8号)を議題とし、ただいまから4常任委員会委員長の報告を求めるわけでありますが、最初に総務常任委員会委員長の報告を求めます。  総務常任委員会委員長。    〔19番(島田久仁代議員)登壇〕 ◆19番(島田久仁代議員) 19番、島田久仁代です。総務常任委員会委員長報告を行います。  9月2日の本会議において、本委員会に分割付託された議案第78号 令和2年度新座市一般会計補正予算(第8号)について委員会を開催し、慎重に審査しましたので、その審査内容と結果について報告をいたします。  結論は、全会一致で原案可決すべきものと決しました。  質疑の概要を申し上げます。  まず初めに、新型コロナウイルスの影響により中止、見直しした事業一覧を本委員会として資料要求を行い、説明を受けました。要求資料に関する質疑です。  質問。毎年恒例的なイベントや事業が中止となるが、市としての対応について伺う。  答弁。多くのイベント、お祭りが今年度中止されたが、特に代わりという取組がない状況である。ボランティアガイドについてはこれまで中止をしてきたが、感染拡大防止対策ガイドラインを検討し、9月1日から受付を再開した。東京2020オリンピック・パラリンピック大会については、昨年度から行ってきた機運醸成をまた引き続き1年間行う。国際交流員などによる出前講座、学級訪問授業、市広報、市SNS等で情報発信などの取組を進めていきたいと考えている。  予算書の12ページ、13ページ、歳入の地方税、普通交付税、20ページ、21ページ、市債の臨時財政対策債について。  質問。令和元年度と比較すると減額となっているが、どのような見解を持っているのか。国の地方財政計画の考え方では、臨時財政対策債については縮減していくとなっている。令和2年度の交付決定額を見て、どのように考えているのか。  答弁。今年度の交付税について、国の地方財政計画の中で2.5%、全体の交付税総額を増やしている。それをよりどころにしたところがあった。しかし、交付税自身、いろいろな要素、国の総額の予算や国が算定する需要額の計算、その仕組みを見越せないところがあり、結果としては前年度よりも1億3,000万円ぐらい減額となり、国は増えても新座市には来ない、そういう状況となっている。  予算書14ページ、15ページ、土木費国庫補助金の道路メンテナンス事業補助金について。  質問。どこに配当される補助金なのか。  答弁。新たに社会資本整備総合交付金のほかに内定率の高い補助金の情報を得て、急遽そちらで申請をした。道路維持補修等、改良、改修以外の橋の修繕と点検で補助金が出ている。中原橋の長寿命化に対する補助金である。  予算書16ページ、17ページ、不動産売払収入について。  質問。旧第二老人福祉センターを解体せずに売り払うということだが、解体して、より高く売るという選択肢があったのではないか。  答弁。第二老人福祉センター敷地裏手に大和田二・三丁目地区土地区画整理事業の保留地があり、その保留地と一体にして売るという計画があった。新型コロナウイルスの影響もあり、なかなか買手がつかないのではないかと考え、一旦解体を中止し、解体撤去条件付で売り払うことにした。  事業別予算説明書の4ページ、5ページ、財産管理費の公有財産整備、旧東北出張所解体工事費について。  質問。地元事業者に発注するということでよいか。  答弁。市では、地元業者優先の発注の方針を定めており、おおむね5,000万円までは地元業者を含めた指名競争入札で行っている。5,000万円を超えた場合は、地元業者が入りやすくした一般競争入札を実施をしている。設計後、業者選定委員会に諮り、発注方法を決めてからの発注となる。  質問。工事の留意点等を伺う。  答弁。解体の際は、周りを鋼板等の仮設材で囲い、出入口には誘導員等も配置した形となる。交通については、設計の中で警察を含めて協議中である。重機を入れる時間帯、廃材の排出する時間帯については、通勤、通学の時間帯を避けて行うように設計をしている。また、騒音の出る工事は17時以降は行わないように設計を進めている。  事業別予算説明書10ページ、11ページ、東京2020オリンピック・パラリンピック推進について。  質問。IOCや組織委員会から何か話があるのか。  答弁。競技数、競技日程も、今年度計画していたものとほぼ同じものとなる。会場も、ほぼ同じ会場を確保できるという見込みが公表されている。聖火リレーについても、基本的には計画していた日程、ルートは原則として維持する形で進められていくと思っている。新型コロナウイルス、また費用の縮減について等は、この秋から検討されていくことになっている。会場市として、そのような状況を注視しながら、来年の開催に向けて準備を進めていきたい。  事業別予算説明書36ページ、37ページ、埼玉県消防操法大会について。  質問。今年度は中止となったが、来年度については。  答弁。来年度は、そのままスライドして実施されることが決定されており、新座市が出場する予定となっている。  質疑は以上です。  賛成討論がありましたので、ご紹介をいたします。市制施行50周年という年に新型コロナウイルス感染症が拡大をしてしまい、様々なイベント、事業等が中止、見直しをされ、補正減ということで大変残念である。市民の皆様の健康、命が何より大切なので、中止あるいは見直しはやむを得ないと思う。新型コロナウイルス感染症が終息をし、また恒例のイベント等が開催をされ、市民の皆様が喜んでいただけるような地域に戻ってほしいと思う。また、地元の事業者がしっかりと仕事ができるよう、旧東北出張所の解体工事など、地元事業者の方が受注できるようにしてほしい。  討論は以上です。  討論を終結した後、採決を行いました。  結論は、冒頭申し上げましたとおり全会一致で原案可決すべきものと決しました。  以上、総務常任委員会委員長報告を終わります。 ○議長(滝本恭雪議員) 続いて、文教生活常任委員会委員長の報告を求めます。  文教生活常任委員会委員長。    〔12番(石島陽子議員)登壇〕 ◆12番(石島陽子議員) 12番、石島です。文教生活常任委員会に分割付託された部分の主な質疑と結論を報告します。  結論は、4対2で原案可決です。  執行部の説明の後、質疑を行いました。  質問。16ページのホタルの夕べの関係事業。中止になったことで、町内会の皆さんがホタルを育成していた経緯があるわけですが、特に支障がないのか。  答弁。蛍の飼育は通常どおりやっておりましたので、そのまま死んでしまうのもかわいそうだということで、蛍の会の方からの申出で、蛍を観賞するドームに放流をし、地域の方ですとかお散歩の途中がてらに見てくださいというスタンスで観賞していただいた状況です。  質問。40ページ、中学校の職場体験学習について。中止になった間の授業の取り組み方、各学校で差があるのか、それとも一律こういうふうに使いましょうという方針になっているのか。  答弁。6月の段階で、全中学校一律に中止にさせていただきました。その代わりの授業につきましては、通常の授業を優先に、また職場に関わる内容については総合的な学習の時間に位置づけられておりますので、外に出ないのですが、子供たちの今後のキャリアを見据えるというところについては、総合的な学習の時間の中で触れて取り扱っているところです。  質問。子供たちは、自分はこれ興味あるから保育園に行ってみようとか、お店に行ってみようとか、自分で選んで体験してみるのだと思うのですが、総合の学習ですと総論的な学習になるかと思うのです。自分が興味のある分野を学べるということはできているのでしょうか。  答弁。体験するという意味では、できておりません。学校の中で、子供たちが職業調べということで、おうちの方から職業を聞いたり、自分の興味を調べて交流したりという活動については行われていると認識しております。  質問。46ページの文化財補助。平林寺の害虫駆除事業補助金63万2,000円ですが、総事業費の金額は幾らで、国庫支出金などはないのか。定期的に行っている駆除なのか。  答弁。総事業費は253万円、このうち国庫補助はございませんが、埼玉県として2分の1に当たる126万5,000円、残りを市と所有者が折半することになり、市として全体の4分の1の63万2,000円を補助することになっております。これは、交付要綱等に基づいたものです。  昨年武蔵野の雑木林、コナラを中心に大きな被害が生じ、平林寺は埼玉県の農林部から100%補助として392万円で木を伐採いたしました。今年度は、その伐採した木を、虫が入っている部分があるのでチップ化して粉砕するという部分と、切り株については抜根、根の部分の薫蒸、害虫が入った可能性があるものにはシートを巻く、こういった作業を今年度この253万円で実施している状況です。  質問。48ページ、こころのプロジェクト事業ということで、今年は中止と書いてあるのですが、ウェブ事業という形で実施するという検討はなかったのでしょうか。  答弁。日本サッカー協会も、ウェブなり動画等での配信はまだ準備ができていないということでした。今後検討していくというお話もございましたが、現段階ではできないということなので、中止させていただいた状況です。  以上のような質疑の後、結論をいたしました。  先ほど述べましたように、4対2で原案可決です。  討論を紹介します。賛成の方です。住民情報システムに関しては、行政のデジタル化は今後急速に進むことが予想されますが、利便性の向上と利用方法の多様化という点で、速やかにシステム改修が行われることを要望いたします。  墓所管理では、キツネノカミソリ下草刈り業務が指定管理者業務に追加されることになり、既に業務が行われ、今夏も広範囲にわたってきれいに咲き、たくさんの方に観賞されたことと思います。傾斜地という地形からも、草刈りの手入れも大変かと思いますが、保存会の方と情報共有されながら、引き続きのご尽力を要望いたします。  小・中学校のコンピュータ教育推進では、遠隔授業の環境整備を目的としたウェブカメラの購入ということで、ICT教育の環境整備の充実、また子供たちの学びの幅を広げる教育の充実、そして何よりも新座市の特色ある教育活動の一つにもあります新しい時代に合わせた教育改革、本当に着々と進んでいることを高く評価いたします。  中学校施設管理では、市内施設視察もさせていただきました。PCBの廃棄処理について、本当に長い間指定処理施設の受入れ態勢の関係から、長期にわたって保管していたPCBがここで全て適正に処理されるということで、本当によかったと思います。地球規模の環境問題の観点からも、国内の環境問題の観点からも重大な課題でありましたPCBの処理事業が、国が中心となって処理施設の整備が進められてきた、その取組を高く評価したいと思います。  文化財補助の平林寺境内林害虫駆除事業補助金にいては、国の天然記念物でもある平林寺が今後も末永く維持されていくためにも、原因を追跡して、しっかりと害虫駆除がなされるよう要望いたします。  反対の方です。補正予算に対しておおむね賛成なのですが、この中の項目にマイナンバー制度に関連した項目がございます。市民と語る会としては、一貫してマイナンバー制度に反対しておりますので、今回も補正予算に対して反対いたします。  別の方です。政府は、7月までにマイナンバーカード発行枚数を4,000万枚と予想しましたが、7月20日現在2,288万枚です。マイナンバーカードを発行するには、市役所に足を運ばなければなりません。発行までに1か月ほどかかります。さらに、マイナポイントの手続で5,000円のポイントがもらえるということですが、口座の設定をしなければなりません。申し込んだ人は現在377万人で、1割ぐらいにとどまっています。来年3月末までの7か月間で3,600万人も申し込むとは考えられません。多くの国民が持つことに抵抗を感じるものを持たせるために巨額の税金を使うことはおかしいと考えます。したがって、補正予算には反対します。  以上です。 ○議長(滝本恭雪議員) 続いて、厚生常任委員会委員長の報告を求めます。  厚生常任委員会委員長。    〔14番(辻 実樹議員)登壇〕 ◆14番(辻実樹議員) 14番、辻実樹です。議案第78号 令和2年度新座市一般会計補正予算(第8号)、厚生常任委員会に分割付託された部分について、審査の内容と結果をご報告いたします。  結論は、全会一致で原案可決です。  執行部の説明の後、以下のような質疑がありました。全て事業別予算説明書からです。  質問。24ページ、児童運営費。栗原に、オリーブの木保育ルームが運営主体となって実施する病後児童の保育事業ということが始まったということで、どんな流れか。  答弁。病後児保育事業については、病気の回復に向かっているという状況で、ただ完全に治っていないということで集団保育が難しいお子さんを一時的に預かるという事業です。今まではすこやか保育園、新座市の中央部に1か所しかなかった中で、今回小規模保育室オリーブの木保育ルームが新たに保育室の部屋を借り上げて、病後児保育専門の保育室として実施したいというお話をいただきましたので、需要が非常に高いエリアでもありましたので、今回の開設に至ったことになります。実際に病後児、病気の回復のお子さんですので、毎日のようにニーズがあるわけではなくて、やはりインフルエンザとか、そういう風邪がはやるような時期とかいうのは比較的多いのかなと思っています。1日の定員が2名までということになりますが、必要とする保育、保護者の方からしてみると非常にありがたいという施設になるのかと思っています。  質問。今インフルエンザとか特定の病気だけ、水ぼうそうだとかそういう子供だけが対象か。コロナの見分けがつかなくて、そういう場合の対応というものもできているのか。  答弁。基本的には感染症と言われるようなインフルエンザとか水ぼうそう、そういった部分でお医者さんにかかって、病後児保育として保育を受けることは可能だというふうに判断された児童を対象としています。今のこういう新型コロナウイルスのような一定程度特定の専門施設、病院であったり、自宅での隔離というような形が必要なものについては、対象とするのは難しい状況です。  また、いろいろな感染症の種類がございますので、複数の違った感染の方が同時に来られても、その方を一緒に預かるのは難しい状況なので、その辺は定員が2名となっていますが、1人しか預かれないような状況も出てしまうかと考えています。  質問。オリーブの木保育ルームというのは、病後児の保育のみでやっているのか、それとも健常児のお部屋もまた別なのか。  答弁。オリーブの木保育ルームの小規模事業所を運営されている方が、ご自身が看護師というようなこともあり、病後児のお子さんを保育できる環境をつくってあげたいということを考えていただき、別途斜め向かいに1室借りられる部屋を借りていただいて実施をしているということなので、元気なお子さんと病後児のお子さんが一緒に交わるということはないのですが、通常どおり小規模保育室として保育も実施している団体です。  質問。22ページ、子育て支援対策費、新型コロナウイルス感染症拡大事業費補助金と、2つ、地域子育て支援拠点運営と、あと利用者支援(基本型)と450万円と100万円ずつ、また24ページ、児童運営費のところ、これも新型コロナウイルス感染症対策事業費補助金で5,797万円です。その次の放課後児童対策のところは、新型コロナウイルス感染症拡大防止を図るという名目で指定管理料の増額となっていますが、同じみんな国庫支出金なのですが、この違いはどこにあるのか。  答弁。それぞれの対策をするために、マスクであったり消毒液であったり消耗品を購入していただく団体に補助を出すのが一般的な流れですが、放課後児童保育室については、運営自体は市のほうでやっており、各保育室に必要となる消耗品の購入については、各指定管理者に指定管理料としてお支払いし、その中で購入をしていただく形になります。国のほうから全額補助金をもらうわけですが、もらうものについては全く同じ取扱いです。市のほうで支出をするときに、科目が放課後児童保育室だけ指定管理料という状況です。  質問。22ページ、市立保育園運営管理の中で、新座市立第二保育園で令和2年10月から給食調理業務を委託するということですが、第一保育園に初めて調理業務を委託するということになるときに、保護者の方から強い不安の声や不満がありましたし、市のほうでも説明会を開いていただき、大きな話だと思いました。実際に第一保育園でやっている状況を教えてください。  答弁。今第一保育園で委託を開始した際は、かなりの保護者の方が民間委託に対して、給食の質が落ちるのではないのかとか、またお話しいただきました、子供一人一人に対する対応ができないのではないかという不安もいただきました。委託が開始した当初は、保育園の今までやっていた食材の刻み方や大きさ、そういった部分は現場の保育士と園長に確認をしながらやっていた実態はあります。当初は、調理員の皆さんもある意味経験豊富な方が多いので、教えていただいたとおりに対応できるということで、現在は特に問題なく業務をやっていただいています。保護者の方からも、第二保育園での給食調理を行うに当たり、実際にやっている保育園の声を確認したほうがいいと思い、アンケートのようなものを取りました。特に問題、不安は今感じないということで、むしろいろいろな給食調理員の工夫をしていただいて、ありがたいというお話もいただいています。こういったことを受け、第二保育園の給食調理に当たり、保護者の方がどのような反応をお示しされるか不安もありましたが、公立保育園の中で保護者の方が情報共有する中で、特段第二保育園の保護者から不安だという声はいただいていません。  質問。令和2年10月からやるという時期については、どうして早くやる必要があるのか。保護者への周知の時間が短過ぎるのではないか。  答弁。委託の実施時期につきましては、もう少し先の時期を予定していましたが、市の給食調理員については、学校の給食調理業務をやっている方と保育園の調理業務をやっている方がいらして、今小学校の給食の委託化も並行して進めています。学校の委託に応じて、余剰になった職員が保育園に移動するというのがこれまでの流れでした。ただ、学校の給食調理を非常に長い間、10年、20年以上やっていた方が保育園に移動して、保育園の給食調理に対応できず、体調を崩されたり、自己都合で早期に退職される方がここ何年か連続していました。保育園の給食調理の現場で働いている職員が非常に多忙になり、なかなか休みも取れない、また精神的にも追い込まれてミスをしてしまうとか、そういう危険性が生じていましたので、少しでも早く保育園の給食調理を委託しようということで、急遽この10月から委託をさせていただく対応になったものです。  今回の委託に係る周知ですが、実施園を第二保育園として決めてご理解をいただかないと、委託の実施に踏み切れないというふうに考えていましたが、新型コロナウイルスもあり、説明会等の実施が難しいということで、できる限り詳細な説明資料をまずはお配りし、なおまだいろいろ不安だという声をいただくようであれば、さらに丁寧な説明をしていこうと考えていたところです。特段不安はないというような意見をいただきましたので、今回に関しては、非常に説明会、説明等を実際にする期間は短いのですが、10月から実施をさせていただこうというふうに決めました。実施後も保護者の皆さんに何か不安な点があるとか、意見を出していただく機会も設けていきたいと思いますので、現時点では大丈夫だと思っているような声をいただいている中、今回実施するということに至ったという状況です。  質問。22ページから25ページにかけて、新型コロナウイルスの感染予防の衛生品購入、これが10分の10の補助金だということで、満額使えたのか、状況をお聞きします。  答弁。新型コロナウイルス感染症の対策に係る消耗品です。国のほうで10分の10、全額の補助をするということで補助メニューが作られており、ただこれを何回かに分けていろいろな補助金を種類ごとに50万円、また50万円という形で国のほうから出していただいています。  実は令和元年度に、年度末もうぎりぎりでしたが、最初に50万円を上限とする補助を出すということで、市のほうに照会が来ました。これを受けて、各施設に対して、すぐにいろいろ空気清浄機であったり消毒液であったり購入する場合は全額補助になるという案内をして、対応する施設については対応していただきましたが、当時は3月がアルコールやマスクが非常に入手が困難な時期であったこともあり、ほとんどの施設で50万円を使い切るのは現実問題としてできない状況でした。  令和2年度、新しい年度を迎えて、当初令和元年度にお話のあった50万円の使えなかった部分についても、令和元年、令和2年と合わせて、足して50万円の上限までは使っていいという話があり、令和元年度の使えなかった残額分を令和2年度の補助として計上している状況です。また、追加で保育園については、通常の保育業務以外に延長保育事業や一時保育事業、病後児保育事業という形でメニューがありますが、そのメニューごとに50万円の補助をするお話もあり、そういったものも計上した結果、令和元年度の使い残しの部分も足したということもあるので、端数が生じているのが今回の補正の状況です。  今回の消耗品の購入については、令和2年度中、つまり来年の3月31日まで購入したものが補助の対象という形ですので、実際には今年度終わった段階で実績報告として買ったものを市のほうに報告いただき、最終的に50万円に満たない部分については精算をし、50万円を超えている部分については申し訳ないですけれども、各施設の自己負担という形になることでご案内しています。  質問。26ページ、衛生費の予防費。骨粗しょう症の検診と30代の体チェックがコロナのことで中止になってしまったのですが、骨粗しょう症の検診というのは大切だと思うので、来年次回というか、1回しかないものだしたら、何回かに分けてやっていただくとか、そういう工夫をしていただきたいのですが、その対策などはあるか。
     答弁。令和3年度に、また今年、令和2年度に受けられなかった方のために、骨粗しょう症検診をちょっと年代の幅を持たせて受けられるようにしたいと思っています。  以上の審査の結果、結論は全会一致で原案可決となりました。  討論を紹介します。地域子育て支援拠点や保育園、放課後児童保育室などに新型コロナウイルス感染症の拡大防止を図るいろんな予算を計上していただき、また病後児保育をしてくださるところが増えたということで、子育てのお母さん、母親の安心につながったと思います。  別の方です。新型コロナ感染症対策なども盛り込まれ、大変財政が厳しい中、いい補正予算を組んでいただいたと思います。  別の方です。地域密着型の後期高齢者福祉施設が大和田にできることや、栗原に病後児保育室ができたことは、大変よいことだと思います。生活保護の扶助費を増額していただいたことや、旧第二老人福祉センターの解体見直しなど、節税にもつながり、よいことだと思います。  第二保育園の給食調理業務委託については、第一保育園のときには説明会を複数開催し、保護者たちの声を聞く機会がありましたが、今回は周知の期間が短く、保護者の不安が解消されたのかは疑問に感じます。  中止となった骨粗しょう症の検診は、高齢者の骨折予防の点で大変大切です。密にならずに検診ができるよう工夫していただき、男性も受診ができるように実施を要望します。  別の方です。第二保育園で1か所、また給食調理委託をしていただけることとか、新型コロナウイルス感染症対策をしっかりやっていただけるということで、国からたくさんの国庫支出金も入っておりますので、しっかりと対応をお願いいたします。  以上です。 ○議長(滝本恭雪議員) 暫時休憩いたします。  休憩 午前10時34分  再開 午前10時51分 ○議長(滝本恭雪議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。  続いて、建設常任委員会委員長の報告を求めます。  建設常任委員会委員長。    〔2番(鈴木秀一議員)登壇〕 ◆2番(鈴木秀一議員) 2番、鈴木秀一です。議案第78号で、建設常任委員会に分割付託された部分についての審査内容と結論を報告いたします。  結論は、原案可決の委員が3名、否決とすべき委員が2名で、原案可決となりました。  最初に、執行部から説明をいただき、質疑に入りました。  主な質疑を紹介します。ページ数は、事業別予算説明書です。  質問。30ページ、31ページ、道路拡幅用地取得です。1,300万円の市債を使っての用地取得だが、一般財源ではなく、市債を使うものを見送るという考え方を確認したい。  答弁。1,300万円の市債の名称が公共用地先行取得事業債で、道路課としては計画に沿って進めたかったが、コロナの影響で先送りしました。考え方は先送りできますが、借金をしなくてはならないので、少しでも先に送らせてやっていくということで、今回は見送りいただいたということです。  質問。32ページ、33ページ、道路維持費です。2か所は国庫補助事業です。ひばり通りと市場坂通りの国庫補助の金額を伺う。  答弁。ひばり通りと市場坂通りの国庫補助金額は、2路線合わせて2,950万円です。  質問。同じく32ページ、33ページ、平林寺大門通りは金額2,000万円で、ここだけ実施する理由を伺う。  答弁。水道工事の水道管の耐震化の布設替え工事をやっていて、歩道の部分と車道の半分の舗装の打ち替えをする予定で、半分残った部分も舗装の状態が悪い状況を確認しているので実施となりました。  質問。同じく32ページ、33ページ、中原橋の長寿命化工事の国庫補助の金額と起債と財源の内訳を伺う。  答弁。事業費が6,500万円、国費が3,575万円、起債が2,630万円、一般財源が295万円です。  質問。32ページ、33ページ、大和田・坂之下橋の8,000万円国庫支出金の減った理由と、全体の事業の起債、一般財源、見込みの金額を伺いたい。  答弁。令和2年度の補助メニューで、新規の創出メニューが4つ、1つが交通安全対策補助制度、2つ目が土砂災害対策道路事業補助制度、3つ目が道路メンテナンス事業補助制度、4つ目が無電柱化推進計画事業補助制度です。災害対策や維持管理、メンテナンスに関わるものにシフトしており、新規の4つの補助メニューが広がったことから、大和田・坂之下橋の補助については見込みよりも下回りました。総事業費が約11億6,000万円、国費は約2億円、起債が6億6,000万円で、一般財源約3億円が見込みの内訳です。  質問。32ページ、33ページ、道路維持補修費について、今削るということについての考え方を伺う。  答弁。コロナ禍による大幅な税収減が見込まれ、国のGDPの予測等に基づき、今後の税収減を見込むと二十数億円、これは来年度の予算だけでは大変ということで、今年度の既に決まった予算の中で先送りできるものについて、都市整備部だけでなく全ての部署で検討となった。道路事業は大事な事業だと考えていますが、苦渋の選択で先送りを実施するに当たり、過年度に路面性状調査を実施しています。この路面性状調査は、測定者によって路面のひび割れですとかわだち掘れ、平坦性、そういったものを客観的な数値に置き換える調査です。調査が5段階に分かれていて、5段階の5以上であった場合は、これは補修の必要はない。3以下になれば、早急に補修が必要です。3から5の間は、補修は必要ですよと、状況に応じて補修を検討する状況です。これで、9路線については3以上5未満のところで補修する区間については、大体3以上は確保されているので、補修は必要だけれども、直ちに補修というような内容ではありませんでしたので、先送りとなりました。  質問。32ページ、33ページ、大和田二・三丁目の工事で、固定資産税だけでも5億円を超える見通しということを確認したい。  答弁。おっしゃるとおりです。  質問。34ページ、35ページ、フラワーリメイク事業は、この時点で今年はやらないと決断した経緯を伺いたい。  答弁。市内の4つの公園で、花壇にお花を植える事業です。小学校の児童に行っていただいていますが、例えば大和田小学校や栄小学校ですと、お子さんが花壇にお花を植えるような事業で、毎年6月と10月に、年2回行っています。今回コロナの影響を受け、学校が休校になり、授業時間を割いていただかなければできない事業なので、教育委員会と調整をし、学校のほうにもお伺いを立て、授業時間が足りない状況になってきているので、今年度におきましては、事業については見送らせてくださいというふうになりました。このような質疑がありました。  討論がありました。  原案可決の委員です。新型コロナウイルスの関係で、市の財政が厳しくなることが予想されるため、道路維持補修減額、工事が先送りされることは残念に思う。来年度以降の財源確保のためには、今年度からの事業の見直しが不可欠であり、致し方ないと思います。今後市民の皆様の要望が高い道路補修に関しては、今後策定される道路整備計画に基づいて計画的に工事をし、市民の皆様の安全を守っていただきたいと思います。  また、都市公園4か所に、健康器具を補助金を活用し設置することも評価いたします。今後とも様々な補助金の情報に対して、アンテナ高く有効に活用し、財政が厳しい中でも事業を推進していただけたらと思います。  別の原案可決の委員です。内容的には賛成ですが、道路については非常に危機感を覚える部分です。お金がないので、それを残さなければいけない、だから事業を停止しなければならないということについては一定の理解をいたします。ただ、道路はどんどん傷んでいってしまうので、できる限りそれを先送りしないで、修理、保全あるいはそういった道路を守るためのものを実施していかないと、どんどん後ろに詰まってしまう、そういう危険性を強く感じます。現状新座市の道路も、きれいになっているところはすごくきれいでうれしいのですが、そうでない道路も、今回中止になったところ以外にもそれに類するところがあります。あまり道路を先送りするということは好ましいとは思えないので、その部分については課題とし、今後、来年度を含めていかに予算を確保していくかということがすごく重要になると思います。ただし、一定財源を確保するためには執行停止することもやむを得ないと思っています。  反対の委員です。コロナウイルス禍で財政が大変だということで、この間結構議論をしてきました。6月議会と臨時議会のときの話では、リーマンショックのときに法人市民税が大変落ち込んだと。今回は、それ以上マイナスになる可能性が高いとのお話でした。私は、リーマンショックのときに実際にどうだったのかという話を調べ、リーマンショックのときの確かに落ち込んだ部分はあるけれども、実際には予算総額は大きくなり、それは交付税もすごく増え、実際にそういう措置もあったので、必ずしも財政が大変になるということではないのではないかという自主資料も出して議論をしてきました。今度財政担当は、交付税は出るようになったと。それでも26.5%法人市民税は減ると。減るのに合わせて、同時に地方消費税の交付金も26.5%減るから、全体としては14億円も減るのだという新しい論拠を出して、財政がすごく大変だというふうに言い張っているわけです。私は、今までのいきさつからいって、新座市だけが大変になるわけではないので、交付税でうんと通常以上に多くするか、または特別な措置を取って地方財政の実質的な補填をやらないと、絶対にやっていけるはずがないから、今の段階で先行きが分からないという、財政が大変だから、今年度の予算を決めたものも、その一番いい例が今度の道路です。それもたくさん、12のうち9つもやめなければならないという、そういう事態になっているのは、やっぱりこれは違うと思います。だから、論拠も非常に脆弱で、26.5%も地方消費税も減ると言うが、私はこの間本会議で聞いて、「実際に6月は幾らもらっているの」と言ったら、「去年以上にもらっています」と。だから、そこからもう全然違っている、財政当局が言っていることは違っていると私は思います。道路の問題は、資料も出してもらって、12あるうち3つはやるけれども、9つは削ると、本当に大変な金額です。論拠も極めて不明確なまま、既にプランニングの話ではなく、予算そのものを削ると。執行しないというのは、そんな異例な事態になっているというふうに思いませんので、ここはやっぱり慎重に財政問題は検討すべきと思い、反対です。  別の反対の委員です。道路の問題、やはり必要なところはやるべきだと思います。その一方で、大和田の坂之下橋、実際見せてもらって、本当にすごいなと思いました。思わず賛成したいと思ったぐらい説明もよかった。すばらしいなと思いましたが、やはり補正でいっぱいカットしていく中で、ここだけは推進していくという、ここ全体がなければそんなに苦しくはなっていなかったなと思います。反対します。  意見は以上です。  議案第78号の報告は以上です。 ○議長(滝本恭雪議員) 以上で4常任委員会委員長の報告が終わりましたが、議案第78号全般について質疑願います。  質疑をする際には、所管の委員長名及びページ数をお願いいたします。  質疑ありませんか。    〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(滝本恭雪議員) 質疑なしと認めます。  討論ありませんか。  討論を行います。  反対討論願います。  13番、嶋田好枝議員。    〔13番(嶋田好枝議員)登壇〕 ◆13番(嶋田好枝議員) 13番、嶋田好枝です。2点にわたり、反対討論の理由を述べます。  1つは、今の鈴木議員からの説明がありましたけれども、そこのところに関してです。野火止四丁目の恵山通りです。私も一般質問で述べましたが、ここの恵山通りは国道254号への抜け道となっており、多くの車が通っております。それで、昼間でも結構通るのですが、実はここは大型車両は入ってはいけませんという規制地域なのに、それがなかなか守られない。警察が時々パトロールに来ると、そのときだけ守られていても、また元に戻ってしまうと。特に地域の方がおっしゃるには、「昼間もひどいのだけれども、夜になると大型のトラックが重い荷物を載せて通過するので、ずしんずしんと地響きのような音がする」と、「とてももう寝ていても目が覚めるぐらいひどいことが、やっぱり一晩のうちに何度もあります」と、「それが毎日続いています」と、「私たちはとても耐えられません」と。あともう一人の方は、「庭のコンクリートを見てください」と。実際見たのですけれども、何本もひびが入っているのです。「確かにふだん道路があるからって、コンクリートにひびが入るなんてことは普通はあり得ないことなのに、間違いなくこれは道路が悪いから、どうしても振動が我が家に来て、ひびが入っているんだと思います」と、そういうふうに訴えられていました。もう一人のクリーニング店の方は、「やっぱりうるさいですね」と、それで「どうも恵山通りはとっても主要な大事な道路なのに、もう10年も15年も全然直している気配がない」と、「ずっとそのままなんです」と、「本当に何とかしてほしいですよ」というのが地域の方の意見でした。  それで、本当に私議員になってからしばらくたって道路課に行きましたら、「恵山通りの予算が通りました。もう今年は少し大きなお金をかけて、大本からいい道路にしますから、期待していてくださいね」というふうに窓口で道路課の課長からそのように言われて、ああ、よかったなと、長年の苦労されていたそこがよくなってよかったなと思っていて、その当時は線を引いたり、ちょっと工事らしいものが始まっていたのです。ですから、これはいいなと楽しみにしていたのに、今度最近行ってみると、何にも音沙汰もなくて、何も進んでいないので、あら、おかしいなと思って、議会の前にどうなっているのですかと行きましたら、「申し訳ありません」と、「今年はもうやらないことになりました。財政が大変なのです。我慢してください」ということでしたけれども、やっぱりどう考えても財政が苦しいから道路の工事は我慢してくださいというふうに言うことが、住んでいる方に、では市は財政大変なのかと、よく分かりました、1年でも2年でも直していただけるまで我慢しますよと、そんなことを市民の方が言うわけがないと思います。やっぱり生活していて、日々大変な思いをしている、早く直してほしい。生活、自分の暮らしと直結しているところを直してほしいと。本当に市民の、そんな大きな願いというよりもささやかなというか、やっぱり日々の生活の願いを、そういうものにこそお金をかけたり、耳を傾けて実現していくのがやっぱり市の仕事だと思います。そこを機械的に、9事業を全て端から端まで全部延期しますということではとても納得がいかないので、反対をいたします。  もう一つは、マイナンバーカードについてです。先ほど石島議員からも報告がありましたけれども、マイナンバーカードというのはやはり国民の多くがとてもそれを持つことに不安を感じています。それを、その不安を感じている人たちがいるものを持たせるために、やっぱり巨額の税金を使うことについてはとてもおかしいと思います。特に高齢者はカードを持つことの不安のほうが多くて、何か被害に遭うのではないか、何かに利用されるのではないか、落としたらどうしようかという不安ばかりあって、メリットがないように感じます。それですので、こういうマイナンバーカード、あとマイナポイントカードについてどんどん進めていくことについては反対です。  以上です。 ○議長(滝本恭雪議員) 賛成討論願います。  賛成討論を行います。  6番、野中弥生議員。    〔6番(野中弥生議員)登壇〕 ◆6番(野中弥生議員) 6番、野中弥生です。議案第78号 令和2年度新座市一般会計補正予算(第8号)について、賛成の立場から討論をいたします。  今回の補正予算、5億2,421万円の増額補正となっております。評価できる点と、要望を簡単に述べさせていただきます。病後児保育事業の実施や遠隔授業の環境整備のためのウェブカメラの設置、国庫支出金を活用した新型コロナウイルス感染拡大防止対策の補助金など、評価をさせていただきます。  旧東北出張所解体工事、冨士塚自転車駐車場及び志木駅南口待機所解体工事については一括発注とのこと、地域経済活性化のため、市内業者への発注をと再度要望させていただきます。  また、コロナウイルス感染拡大の影響によるイベント、お祭りなど各種行事の中止や関連費用が減額になったのは大変残念ですが、市民の生命と安全を守るためにはやむを得なかったことだと理解をいたします。ただ、道場一丁目集会所建て替えや道路事業が先送りされたことに対しては大変残念で、会派内でも議論し、現在の市の厳しい財政状況からやむを得ないと、断腸の思いで賛成の結論を出させていただいたことを申し述べておきます。  来年度の予算編成については、市の財政状況の厳しさはあると思いますが、できる限り市民生活に影響が及ばないよう、また見通しを立てて予算の執行を行っていただきたい。また、歳入増の道も探っていただきたいと強く要望して、賛成の討論とさせていただきます。 ○議長(滝本恭雪議員) 反対討論願います。  16番、笠原進議員。    〔16番(笠原 進議員)登壇〕 ◆16番(笠原進議員) 16番、笠原です。反対の討論を行います。  今日持ってきました、探して。これは、2か月前に行われた市長選挙の選挙公報です。ああ、2か月前に、随分たったような気もしますけれども、2か月前に選挙があって、こちらが並木市長、それでこちらが私たちが応援した朝賀英義さんの選挙公報が並んでいます。並木市長の公約は、「市民くらし満足度ナンバーワン新座」ということです。表現自体は、私はいいと思います、市民がみんな満足する市政をやりますよということで。未来のまちづくりは、1番目が「子どもにやさしく、高齢者を大切にするまちづくり」ということを言っています。言っていることはそんなに大きく違わないのですけれども、実際にこういうのに、2か月たった今なっているのだろうか。これからそういうふうにしようと市長はやっているのだろうかという点では非常に大きな疑問があって、ここでは財政が大変になるから、いろんなことをみんな削りますということは一言も言っていません。ところが、実際に提起していることは、本当に市民が今の市政に満足になるのか、これから先もっと不安が大きくなるのではないかということをこの予算は言っていると思います。出された一般会計補正予算ですから、私たちは全部反対というわけではもちろんありません。再々言われている旧東北出張所だとか冨士塚の自転車駐車場などは、残念ながら持ち主に返さなければならないから、当然きちんと工事して、ありがとうございましたと言ってお返しするのは当たり前の話ですから、もちろん賛成です。地元業者を使ってほしいねというのは、もちろんそのとおりです。また、金額はうんと大きくはありませんけれども、新型コロナ感染拡大防止のために、備品や消耗品を新たに買って渡すというのももちろん賛成です。  9月の県議会の中身を見ても、もちろん全部見ているわけではありませんけれども、幾つかの地方議会の補正予算などを見ても、やっぱりまだ中心はどうやってコロナから私たちを守るかという話ですから、冒頭に話があって、県はインフルエンザの予防接種を高齢者に対しては無料にする、そういうことになるので、私たちは市が無料にしろと質問しましたけれども、新座市はそれをやらなくても県がやりますよという、これはもちろん当然コロナ対策ですよね。コロナとインフルエンザが同時に進んだら大変だという話ですし、蕨市は10万円の小規模企業者に対する補助を、もう前にも決めましたけれども、今回新たにまだ大変だという人たちに、調べてさらに追加するという、そういう施策もやるというふうに聞いていますし、やっぱり今頭の中はみんなどうやってこれから冬の大変な時期に備えてコロナ対策をやるかという話が中心だし、私は新座市もそうしてもらいたい。来年の予算が大変だから、決めたものも削ろうという、そういうところに市長も市の幹部も一生懸命頭を注ぐ時期ではないよと、私たちは繰り返し言ってきました。  ところが、今回の補正予算のかなりの部分は、もう既に行事をやめたことを、それを補正減にするのは当たり前の話ですけれども、焦点になっているのは先ほど嶋田議員も言いましたけれども、本当にやっとあの道路が直って、安心して夜も眠れるようになるかなと期待している、そういうところの予算を1億2,360万円、金額は大きいけれども、一般財源は1,660万円ですから、1,660万円の一般財源を蓄えておくためにやめますよというのが今度の予算ですよね。私はびっくりしました、本当に。こんなことを今やるなんて思ってもみませんでしたし、長い議員時代の中で財政が大変だというときは幾つもありましたけれども、こんなことをやったことは今までの市長、誰もいません。私は、並木市長もこれが大事だと思っているのだろうかと、本当に。ちょっと財政担当者の言いなりになっているのではないかなということをすごく危惧をしています。少なくても2か月前に、本当に新座市が大変になって市政運営を改めなければならないと思うのだったら、やっぱり選挙でしっかり言って、市民に議論してもらって選択してもらうというのが政治家の姿勢であって、「市民くらし満足度ナンバーワン」と言って、2か月たったら次々といろんなものを削る、お金が大変だからやれませんよというのは違うのではないかと思います。  私は本当に道路の、これは資料ですけれども、委員会で資料をもらって、ええっ、どうしてこんなことができないのと思いました。同時に前にもお話ししましたけれども、土木業者の何人かの人たちとお会いして、本当に数少ない土木の事業を市が削られたら、本当に営業がやっていけるのかどうか、大変心配だというぐらいにみんな今苦しんでいるわけです。そのときに、1,660万円の一般財源をカットするために1億2,300万円もの、しかも12本のうち9本、これは全部5,000万円以下のもの、大半は1,000万円前後のものですから、みんな市内業者が仕事をやる、その仕事をやめるというのは、どう考えたって納得がいかない話だと思います。  私、万一財政が本当に大変だと思うなら、これは今の段階で中止するのではなくて、12月まで待って、もっと様子を見て、私たちが言うように減収補填債が来たから大丈夫だよとかという事態になったら、それから発注するということも十分あります。今まではいろんなことがあって、3月議会で決めて、それから発注して繰越明許にして、4月、5月に工事をやったという事例もたくさんありますから、私は万一本当に心配だというなら、これはもうここで議決して、やめれば、もう絶対できませんから、これはそのまま予算残しておいて、それでもう少し様子を見て、それから決断するというのが当たり前の話だというふうに思います。本当に残念です。  議論になっているのは、本当に厳しい財政状況なのか。再三、約25億円も来年足りなくなって、それで本当に大変だと盛んに言うから、先ほどの賛成討論の野中議員のがあるように、厳しい財政状況だから、やむを得ないという決断をしましたという話です。私は、この間繰り返し言っているのは、やっぱり市が出している資料は違うのではないのと。本当に厳しく、前よりは収入が増えるなんて思っていませんけれども、でも言うように、全部減って大変になるということはないよと私は言い続けてきました。さっき委員長報告にもあったように、6月の一般質問のときにはコロナウイルスの問題で法人市民税も減るし、その後は個人市民税も減るから大変だというふうに言ったけれども、私、自主資料を出して分かったように、リーマンショックのときは平成19年、平成20年のときですから、そのときの資料をずっと取り寄せてみたら、平成20年も平成21年も平成22年も交付税がうんと増えて、財政規模そのものは縮小しないで、もっと膨らんで、いろんな事業を須田前市長のときにやっていました。リーマンショックのときも大変だ、大変だと言われたけれども、こんなことはやりませんでした。  私、一般質問の今回も自主資料を出して、一般質問のほうは本当に時間が足りなくて、詳しく詰めることができなくて残念でしたけれども、少なくとも令和2年度だけの話をすれば、市は皆さんにお配りしたこの資料というのは法人市民税が減った割合と、たばこ税や軽自動車税や地方消費税交付金も全部ひっくるめてどれだけ減るかという試算でやっているのです。それをばらしてやると。私が言ったのは、法人市民税は減る分と、それ以外の交付金の部分で減った割合というところを、この間一般質問ではちょっとやり合って終わったのですけれども、その後「基になる資料を下さい」と言って、その資料で計算してみたら、市が言うように14億円も減るのではなくて、2億7,000万円そこから減る金額が、ばらして計算すると出てきました。だから、市の言うとおり絶対減るということはないと思います。  この後、議員提出議案で、新型コロナウイルス感染症の影響に伴う地方財政の急激な悪化に対し地方税財源の確保を求める意見書を、議会運営委員会副委員長の助川議員が提案するようになっています。全会一致で通るのだと思うのですけれども、この中身は全国市議会議長会が出しているひな形だと思います。全国市議会議長会も、盛んにこの交付税措置やいろんなものを言っている。何と言っているかというと、令和2年度の地方税収が大幅に減収となることが予想されることから、思い切った減収補填措置を講じるとともに、減収補填債の対象となる税目についても、地方消費税を含め弾力的に対応することとあります。減収を補填するという策を全く国が取らないで終わるということは、私はないと思います。全国市議会議長会よりはもっと全国市長会も全国知事会も施政者側ですから、お金がなくなったら本当に大変だと思うから、様々な働きかけをしています。従来も交付税措置が増えるか、交付税が増えなくても減収補填債を認めて、取りあえず借金して、それで埋め合わせしてねということをやってきました。だから、何にもやらないで終わるということは、私はあり得ないと思います。そこまで今の政府はひどくないと思います。だから、そのことが明らかになってくるのは12月なのです。12月に明らかになるから、全国知事会だって要望はするけれども、今、さっき言ったようにコロナ対策の予算はどんどんつぎ込んでも、来年の予算のために決めておいた工事を削るとか、いろんなことはどこの自治体もやっていないのです。そういうことを先に新座市がやって、どんどん、実際にお金が大変だよと口で言うだけではなくて、予算措置まで削っていくというやり方は、私はすごくおかしいと思います。  財政調整基金についても、財政調整基金がないから大変だ、大変だというので、この間の本当にこれは市が発表してきたものですけれども、データを見ると、平成28年度のときには12月段階では11億2,600万円です、財政調整基金からのは。3月に9億2,900万円積み増ししました。翌年の平成29年度は、12月は17億9,200万円です。3月に6億4,400万円積み増ししました。平成31年度は14億5,800万円です、12月。それに、最後に7億9,100万円積み増ししました。令和元年度は、このときは一番多くて21億7,900万円でした。それに4億6,000万円積み足しました。今はどうかというと、12月は19億3,100万円あるのです、市の発表でも。だけれども、令和2年度に減収になるから、何にも補填されないと考えていくと5億1,000万円しか残らないと言っているのです。積み増ししないのですかとこの間聞いたら、幾ら積み増しできるか分からないから、ゼロに計算しているのです。4年間の平均でいくと5億円は積み増しできるのです。そういうことをしないで、見せかけ上だけ、財政は大変だ、20億円も乖離すると騒いで、それでこうやって予算まで削っていくというのはない。すごくおかしいと思います。  私は、いろんな来年度の予算の資料も出してくれと財政部長にお願いしましたけれども、今そこまではうんというふうに首を振らないのです。隠すことは全然ないと思います。議員と執行部が同じデータを持って、やっぱり本当にお互いにどっちが正しいのかという議論をしながらやっていかないと、先に市民にどんどん削ることだけ心配だ、それは先のことだから分かりませんよ、何が出てくるのか。だけれども、今までのデータをみんな見て、しっかりやっぱり議論して、市民に迷惑をかけないようにやるのが、私は議会の仕事だと思います。  以上です。 ○議長(滝本恭雪議員) 賛成討論願います。  18番、上田美小枝議員。    〔18番(上田美小枝議員)登壇〕 ◆18番(上田美小枝議員) 18番、上田美小枝です。議案第78号 令和2年度新座市一般会計補正予算(第8号)について、4常任委員会委員長報告に賛成、原案に賛成する立場で討論を行います。  保育園や子育て支援センター、放課後児童保育室など、国の補助金を活用して新型コロナ感染拡大防止対策が図られること、また小・中学校においても遠隔授業の環境整備のためウェブカメラが導入されたことについて、評価をしたいと思います。  新型コロナウイルス感染症は、第2波と言われるピークが過ぎたのではないかと言われておりますが、今後インフルエンザなどの流行も懸念されるため、気を緩めることなく感染症対策の徹底が必要であり、そのために支援を引き続きお願いいたします。  今回提案された補正予算は、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う事業の中止、または来年度予算編成に向けて大変厳しい財政状況を考慮し、今年度事業の見直し、先送りや減額されたものが含まれております。全員協議会でもご説明がありましたが、現時点で新型コロナウイルスは本市財政に与える影響を見通しすることは難しく、国の経済財政諮問会議を示したGDP見通しを基にして、試算結果では令和3年度当初予算における収支差は約25億円と言われております。この収支差をできるだけ少なくしようと、今年度の事業についても見直しをされたことは適切な判断であると思います。中止、先送りされた事業の関係者の皆様へご理解、ご協力を得られるよう、引き続き丁寧な説明をよろしくお願いいたします。  また、普通交付税や前年度繰越金の増額分などは財政調整基金に積み立てられますが、災害に対する備え、借地の相続発生時の対応など、不測の事態に備える財政調整基金本来の役割を取り戻すことができるよう、今後もさらなる積み増しをお願いいたします。  また、今回見直しされた事業は、先送りされたものがほとんどです。近い将来実施しなければならない事業は数多くあります。これから来年度予算編成に向けて、事業の廃止、休止について検討が進められていくと伺っておりますが、来年度の予算編成のためだけでなく、将来にわたって持続可能な財政構成の確立が図られるよう、財政健全化を早期に実現されるような事業見直しを行っていただくよう強くお願い申し上げ、賛成の討論とします。 ○議長(滝本恭雪議員) 反対討論願います。    〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(滝本恭雪議員) 賛成討論願います。    〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(滝本恭雪議員) ほかに討論ありませんか。    〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(滝本恭雪議員) 討論なしと認めます。
     よって、討論を終結いたします。  本件を起立により採決いたします。  4常任委員会委員長の報告は原案可決であります。  委員長の報告に賛成する方の起立を求めます。    〔起立多数〕 ○議長(滝本恭雪議員) 起立多数であります。  よって、議案第78号は4常任委員会委員長報告どおり原案可決されました。 △議案第79号 令和2年度新座市国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)  議案第80号 令和2年度新座市介護保険事業特別会計補正予算(第1号) ○議長(滝本恭雪議員) 日程第7、議案第79号 令和2年度新座市国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)及び日程第8、議案第80号 令和2年度新座市介護保険事業特別会計補正予算(第1号)を一括議題とし、厚生常任委員会委員長の報告を求めます。  厚生常任委員会委員長。    〔14番(辻 実樹議員)登壇〕 ◆14番(辻実樹議員) 14番、辻実樹です。議案第79号 令和2年度新座市国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)について、審査の内容と結果を報告します。  結論は、全会一致で原案可決となりました。  質疑はありませんでした。  討論を紹介します。令和元年に11億円だった財調が、今回の積立て後に14億円となりました。この積立金は、県の統一までに市民のために使用していただくことをお願いします。  以上です。  続きまして、議案第80号 令和2年度新座市介護保険事業特別会計補正予算(第1号)について、審査の内容と結果をご報告します。  結論は、全会一致で原案可決となりました。  執行部の説明の後、以下のような質疑がありましたので紹介します。  質問。事業別予算説明書2ページ、一般介護予防事業費。コロナウイルスの感染拡大の影響によって、フォローアップ講座やほっと茶やというのが中止になったのですけれども、今後の予定はどう考えているか。  答弁。高齢者の方が集まることや飲食を伴うことについてリスクが高いということで、やむなく中止にしています。それに代わる事業といたしまして、まず広報8月号に簡単な体操のやり方の写真と方法を書いたものを掲載させていただきました。集まっていただくことが難しいので、ご自宅で取り組めるものを紹介して、やっていただきたいと思います。  次に、動画も作って、今フェイスブックにも上がっているのですが、ほかの媒体も順次整い、ユーチューブなどで配信を目指しています。  10月号の広報と同送で、運動プログラム集で様々運動を紹介したり、栄養やほかの健康方法などについてご紹介する冊子を今作っていますので、次の10月号の広報と一緒にお届けします。  以上です。  結論は、全会一致で原案可決です。 ○議長(滝本恭雪議員) 委員長、委員長席へお願いいたします。  委員長の報告が終わりましたので、議案第79号に対しまして質疑願います。  質疑ありませんか。    〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(滝本恭雪議員) 質疑なしと認めます。  委員長、自席へお戻り願います。  討論ありませんか。    〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(滝本恭雪議員) 討論なしと認めます。  本件を採決いたします。  委員長の報告は原案可決であります。報告どおり決するにご異議ありませんか。    〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(滝本恭雪議員) ご異議なしと認めます。  よって、議案第79号は委員長報告どおり原案可決されました。  続いて、議案第80号に対しまして質疑願います。  質疑ありませんか。    〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(滝本恭雪議員) 質疑なしと認めます。  討論ありませんか。    〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(滝本恭雪議員) 討論なしと認めます。  本件を採決いたします。  委員長の報告は原案可決であります。報告どおり決するにご異議ありませんか。    〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(滝本恭雪議員) ご異議なしと認めます。  よって、議案第80号は委員長報告どおり原案可決されました。 △議案第81号 令和2年度新座都市計画事業新座駅北口土地区画整理事業特別会計補正予算(第1号)  議案第82号 令和2年度新座都市計画事業大和田二・三丁目地区土地区画整理事業特別会計補正予算(第2号) ○議長(滝本恭雪議員) 日程第9、議案第81号 令和2年度新座都市計画事業新座駅北口土地区画整理事業特別会計補正予算(第1号)及び日程第10、議案第82号 令和2年度新座都市計画事業大和田二・三丁目地区土地区画整理事業特別会計補正予算(第2号)を一括議題とし、建設常任委員会委員長の報告を求めます。  建設常任委員会委員長。    〔2番(鈴木秀一議員)登壇〕 ◆2番(鈴木秀一議員) 2番、鈴木秀一議員です。議案第81号について、審査内容と結論を報告いたします。  結論は、原案可決の委員が3名、否決の委員が2名で、原案可決となりました。  執行部の説明の後、質疑に入りました。  質問。国庫支出金がまた減りました。その理由を伺いたい。  答弁。令和2年度の国庫補助金の内示額が2億5,000万円の要望に対し、23.9%でした。これは、国の予算配分が大きく影響しています。社会資本整備総合交付金事業については、防災安全交付金と社会資本整備総合交付金の2つに分かれています。新座駅北口につきましては、社会資本整備総合交付金になります。令和2年度におけるこの2つの区分の割合は、防災安全交付金のほうが57%、社会資本整備総合交付金のほうが43%です。国の社会資本整備総合交付金事業費自体が、対前年度比82.7%で7,276億円の減額でした。埼玉県に確認したところ、社会資本整備総合交付金の道路事業は、令和2年度は特に内示率が低く、特徴のある重点地区や緊急性のある防災安全関連、公共施設の老朽化に伴う維持補修事業等は比較的内示率が高いのですが、北口のような一般的な区画整理に対しての補助はかなり厳しいということです。  質問。今回分担金及び負担金で9,000万円からのものが出てきた。この時期、9月にこういう格好で補正が出てきた理由について伺いたい。  答弁。分担金、負担金のほうですが、北口の区画整理は地権者交渉等の建物移転に絡み、道路を築造してから保留地処分を行うという計画の下に行っております。今まで保留地処分の契約をしてから補正でやるというやり方をやっておりました。今回は、大和田小学校の用地で売ったところで、保留地処分金が間違いなく入ってくるということが分かった段階で補正に計上いたしました。このような質疑がありました。  討論がありました。否決の委員です。財源内訳構成しかない補正予算ですけれども、もともと国庫支出金が2,768万円もさらに減るという、そういう予算なので、反対します。  別の否決の委員です。国庫支出金が減らされて、市債が増えるということで反対します。  討論は以上です。  議案第81号の報告は以上です。  続きまして、議案第82号 令和2年度新座都市計画事業大和田二・三丁目地区土地区画整理事業特別会計補正予算(第2号)についての審査内容と結論を報告します。  結論は、原案可決の委員が3名、否決が2名で、原案可決となりました。  執行部の説明の後、質疑に入りました。  質問。国庫支出金が減った理由を伺いたい。  答弁。社会資本整備総合交付金の補助メニューですが、今回はこの事業は工事がほぼ完了していますので、工事に係る補助金というものはもうありません。今回は、出来形確認測量です。1筆1筆を工事完了後に全体をほぼ同時期にやる測量費に充てられる補助金ということで、名称が地籍整備推進調査費補助金というもので、地籍境界紛争をなくすとか、境界を明らかにすることで、その土地の取引とかを活性化させる目的で、測量費に充てられるものです。ルールとしては、測量する主体が都道府県及び市町村、地方公共団体の場合には2分の1以内、民間事業者が測量する場合には3分の1以内です。事業費は5,150万円です。筆数で大体400画地です。5,150万円で補助率の2分の1となりますと2,575万円です。問題は内示率です。埼玉県に事前に近年の内示率を確認しました。その結果、近年おおむね50%の内示率とのことでした。2,575万円にさらに50%を掛けまして、見込額を1,287万5,000円としました。ところが、実際に内示された額が772万5,000円で、内示率としては50%ではなく30%ということになっています。内示率が低いことについては、県内の八潮市と川口市で申請をしているのですが、やはり同じく内示率が30%でした。埼玉県内で、ほぼ横並びで30%の内示率ということになっています。推測ですが、新メニューも災害に偏ったようなメニューになっており、測量に割り当てられる補助の重点が以前より落ちて、一律30%というような低い充当率になっているかなと考えています。  質問。実際に補助金として来るのは2分の1以内というふうに言っているが、772万円が来ただけということです。だから、実際には6分の1もないですね。十数%と言うが、実際の補助率と考えていいか確認します。  答弁。実際には約15%ということです。総事業費から見れば、そういうような結果になっております。  以上のような質疑がありました。  討論がありました。反対の委員です。今度の補正予算も事業費そのものはないので、財源の内訳構成となっています。515万円少ない国庫支出金をさらに削るという、そういう提起なので反対をします。  別の反対の委員です。やはり国庫支出金を減らして、その分一般財源ということで反対いたします。  討論は以上です。  議案第82号の報告は以上です。 ○議長(滝本恭雪議員) 委員長、委員長席へ移動願います。  委員長の報告が終わりましたので、議案第81号に対しまして質疑願います。  質疑ありませんか。    〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(滝本恭雪議員) 質疑なしと認めます。  委員長、自席へお戻り願います。  討論ありませんか。    〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(滝本恭雪議員) 討論なしと認めます。  本件を採決いたします。  委員長の報告は原案可決であります。報告どおり決するにご異議ありませんか。    〔「異議なし」「異議あり」と言う人あり〕 ○議長(滝本恭雪議員) ご異議がありますので、起立により採決いたします。  議案第81号は、委員長報告どおり原案可決することに賛成する方の起立を求めます。    〔起立多数〕 ○議長(滝本恭雪議員) 起立多数であります。
     よって、議案第81号は委員長報告どおり原案可決されました。  続いて、議案第82号に対しまして質疑願います。  質疑ありませんか。    〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(滝本恭雪議員) 質疑なしと認めます。  討論ありませんか。    〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(滝本恭雪議員) 討論なしと認めます。  本件を採決いたします。  委員長の報告は原案可決であります。報告どおり決するにご異議ありませんか。    〔「異議なし」「異議あり」と言う人あり〕 ○議長(滝本恭雪議員) ご異議がありますので、起立により採決いたします。  議案第82号は、委員長報告どおり原案可決することに賛成する方の起立を求めます。    〔起立多数〕 ○議長(滝本恭雪議員) 起立多数であります。  よって、議案第82号は委員長報告どおり原案可決されました。  暫時休憩いたします。  休憩 午前11時43分  再開 午後 1時00分 ○議長(滝本恭雪議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。 △議案第83号 令和元年度新座市一般会計歳入歳出決算認定について ○議長(滝本恭雪議員) 日程第11、議案第83号 令和元年度新座市一般会計歳入歳出決算認定についてを議題とし、ただいまから4常任委員会委員長の報告を求めるわけでありますが、最初に総務常任委員会委員長の報告を求めます。  総務常任委員会委員長。    〔19番(島田久仁代議員)登壇〕 ◆19番(島田久仁代議員) 19番、島田久仁代です。総務常任委員会委員長報告を行います。  9月2日の本会議において、議案第83号 令和元年度新座市一般会計歳入歳出決算認定総務常任委員会に分割付託された件について委員会を開催し、慎重に審査しましたので、その審査内容と結果について報告をいたします。  結論は、認定が4、不認定1で、認定すべきものと決しました。  質疑の概要を申し上げます。  まず、歳入についての質疑です。主要な施策の成果に関する説明書、76ページ、77ページ、市税について。質問。市民税が前年度と比べ増えている部分、法人市民税も増になった理由を教えていただきたい。  答弁。法人市民税は、景気動向による増で、市民税が増えた。軽自動車税は、自家用4輪軽自動車の課税台数が増加したものによるもの。たばこ税は、税率改正などが要因となり、たばこの販売本数自体は減っているが、税収としては増となっている。法人市民税増の理由は、日本経済自体、外需が減少したが、内需、国内の需要が増となっている。外需が弱くなった部分を内需が上回った形で景気が上向いたことが、法人市民税にも影響が出ていると考えられる。  質問。令和元年度税収は堅調であったので、事業の見直しは必要なかったのではないか。  答弁。新座市の財政を健全化していくためにはやっていかなくてはならないものだと考え、進めてきた。必要なものだったと考えている。  質問。納付方法について、一番安定しているのは口座振替と思うが、口座振替の状況について伺う。  答弁。口座振替を第一に推薦したいが、現状としてほとんど率が変わらない状況である。令和元年8月からゾウキリンのエコバッグを差し上げる口座振替キャンペーンを実施したが、成果には結びつかなかった。口座振替の率を上げるための研究は引き続き行っていきたい。  令和元年度決算の概要の2ページから市税の収納率について。質問。市税現年度課税分の収納率が前年度より下がった要因を伺う。  答弁。滞納整理期間、4月、5月に新型コロナの関係で緊急事態宣言が出されており、この期間は催告や滞納処分も行わず、滞納整理を進めていない状況であった。令和2年3月までの状況を見ると、現年度は前年度比プラス0.24ポイントだった。そこから4月、5月を経て、マイナスに落ちてしまった。  質問。収納率アップに向けた取組と成果、また県内の状況について伺う。  答弁。令和元年度から、SMS送信サービスによる納付催告を新たに行った。実績は、2,117件送信し、反応したのが273件、納付していただいた方が369件、納付金額は1,092万円余り、収納率の県内順位は市税全体で63市町村中57位である。  決算書18ページ、地方交付税、また69ページの臨時財政対策債について。質問。地方交付税、臨時財政対策債について、平成30年度比の増減の要因について伺う。  答弁。基準財政需要額の社会福祉費、障がい者関係、高齢者関係の増加が大きな要因となっている。臨時財政対策債は、地方財政計画の伸びに連動し、それに応じて新座市に配分されたのが15億円となっている。  決算書50ページの寄附金、ふるさと納税について。質問。平成30年12月、総務省で返礼品の見直しがあったが、その影響はどうか。  答弁。友好姉妹都市の返礼品を扱えなくなったことが大きく響いている。その代わりとして、新しく返礼品の開発も検討をしている。コチョウランや、市内に工場がある洋菓子を追加したところ、大変好評である。  歳入についての質疑は以上です。  これより歳出についての質疑の概要を申し上げます。全て事業別決算説明書のページ数となります。  18ページ、19ページ、職員研修。質問。女性の課長以上の役職は何名か。  答弁。管理職で課長以上の女性の人数は14名、割合としては17.5%である。特定事業主行動計画上では、目標25%以上としており、その数値には足りていない。女性管理職を増やすために、女性職員が自分自身のキャリアデザインを描くことができるよう、先輩職員の経験などの話を聞く機会を設けていき、女性キャリア支援に関する研修にも積極的に派遣していきたい。また、働き方の見直し、業務改善も必要と感じている。  質問。再任用も含めた職員数の増減について伺う。また、障がい者の法定雇用率、採用についての状況を伺う。  答弁。令和元年度は、2回の試験を行い、最終的に35名を採用した。昨年4月1日現在の職員数は875名、令和2年4月1日現在の職員数は880名、令和元年度中は5名の増となっている。障がい者雇用については、令和元年度中は障がい者雇用率2.5%を達成できていない。職員採用において、募集を行ったが、1名採用で内定を出したが、採用辞退となり、採用できなかった。  質問。にいざhitoゼミの座学とフィールドワーク研修での成果について教えていただきたい。  答弁。アンケートによると、町内会の高齢化の問題を意識したり、地域の方々と触れ合いを通じて地域のことを知ることができたという意見があった。職員が自主的に地域に目を向けるきっかけづくりができたと考えている。座学研修は、市の幹部職員が市の政策等の課題を講演し、フィールドワーク研修前に町内会役員を含めてのパネルディスカッションを行った。今後も座学研修の機会を捉えて、交流機会を増やしていきたい。行事の選定、参画方法については今後の課題と認識しているので、より効果的な研修を検討していきたいと考えている。  22ページ、23ページ、東日本大震災被災市町村応援職員派遣。質問。これまで何人の職員が派遣されたのか。また、この間の成果について伺う。また、市民や職員への報告についての考えを伺う。  答弁。平成24年度から延べ8名を派遣した。短い期間は6か月、一番長い期間は1年6か月であった。成果、派遣事業の総括としては、甚大な被害を受けた被災地の復興の一助となっただけでなく、人間的な成長を促すことができたと考えている。コロナ関係で人が集まるのは難しいので、体験談などを市民や職員に報告できる機会があれば、今後発信していきたいと考える。  26ページ、27ページ、公用車管理について。質問。車検切れの再発防止に向けた取組状況につい伺う。  答弁。車両管理については、ダブルチェック体制を構築し、車検証有効期限の確認を複数人で行うこととした。使用台帳に車検満了日を目立つように貼り付け、点検表にも車検確認の項目を追加をした。  30ページ、31ページ、新庁舎建設について。質問。全ての工事が完了したが、改善要望等はなかったのか。にいバスバス停の庁舎敷地内への設置について、検討状況はどうか。駐車場管理は順調に行われているのか。  答弁。要望で一番多いのは、食堂がなくなってしまったことについてである。これについては、売店、フードトラックで対応をしている。駐車場出入りの右折についても苦情があり、交通警備員を立て、誘導して対応を行っている。ベンチの設置要望や雑草への苦情も多い。除草回数は増やした。ほかにも要望はあるが、大規模改修時に対応したいと考えている。にいバスバス停については、駐車場管理や設置場所などの課題があり、懸案として、今後課題解決に向けて考えていきたい。コインパーキングとしての管理は、おおむね順調に行っている。  34ページ、35ページ、男女共同参画推進プラザ運営について。質問。拠点施設としてのメリット、効果、運用状況についてを伺う。  答弁。生涯学習センターとの複合施設として、志木駅直結という立地を生かし、利便性の高い施設となっている。当該プラザを活用した各種イベントの実施や啓発活動、市民団体の活動の拠点としての役割を通し、広く市民の方に男女共同参画への関心を持っていただく一助となったものと認識をしている。男女共生フォーラム、男女共同参画情報紙「ForYou」の発行、パープルリボンキャンペーンの実施を行った。  36ページ、37ページ、市民相談。質問。相談内容、また男女別の人数を教えていただきたい。  答弁。法律相談は、遺産相続に関するものが184件と一番多い。次が、金銭、賃借保証で78件、税務相談は国税の相続税に関すること、その次に国税の所得税に関することが多い。年金、社会保険、労働相談については、一番多いのが年金その他となっている。女性法律相談の件数は153件であった。  42ページ、43ページ、AI・RPAの活用について。質問。どういう点で優れているのか、効果について伺う。  答弁。RPAを利用することにより、入力部分の作業が必要なく、自動で入力をできる。AI―OCRは、紙から文字にエクセルデータにすることを自動で読み込み、文字データにしている。RPAは、人為的ミスが少なく、単純で時間のかかる事務を人に代わってやっていく。職員は、その時間を利用して、職員にしかできない付加価値の高い企画や市民相談業務などに専念できると考えている。  50ページ、51ページ、「広報にいざ」の発行について。質問。発行部数は、結果的に妥当だったのか。また、配布漏れや苦情等はなかったのか。紙面構成で、市民からの要望や意見等はあったのか。  答弁。発行部数は妥当と考えている。残部が出ないよう、数を精査して配布をしている。届いていないという電話があり、具体的に住所を聞き、シルバー人材センターに連絡をし、再配達をしている。紙面構成については、毎月アンケートを取っているが、明るくなったとか見やすい、読みやすい、写真が多いなど、紙面構成については好評の声を多くいただいている。  54ページ、55ページ、武蔵野線旅客輸送改善対策について。質問。武蔵野線旅客輸送改善対策協議会を通じて要望活動をしているが、新座駅の早朝時の無人化についての状況はどのようになっているか。  答弁。例年要望書を提出しているが、基本的に早朝時間帯の駅員配置の計画は今のところはしていない。連絡インターホンでの対応をお願いしますということがJR側からの回答で、有人化は難しい状況である。  質問。ホームドアの設置についての進捗状況を伺う。  答弁。武蔵野線については、いつからつけるということを明言していない。2032年度末までにどこの区間をやるかは、明確に示されていない状況である。  56ページ、57ページ、シティプロモーション推進について。質問。民間の住宅情報サイト内にPRページを作成したが、効果はどうだったのか。  答弁。バナー広告表示回数は2,190万5,245回、シティプロモーションのPRページの閲覧数は6,834件、シティプロモーション方針で、メインターゲットとする戸建て住宅を探す子育て世代に向けて新座市をPRすることができたと、効果は上がったのではないかと考えている。  質問。PRページを閲覧した方が新座市に転入してきた実績があったのか。  答弁。実際に広告から物件の購入や転入に結びついたかまでは、手段がなく検証ができていない。  質問。住宅情報サイトについて。PRページ閲覧率0.03%、これは高いのか低いのか、効果的だったのかどうか。また、サブターゲットに向けての効果があれば教えていただきたい。  答弁。自治体の同様の広告としては平均的な結果であるので、効果があったと考えている。イベント、祭りにサブターゲットである学生に関わってもらい、全庁的に学生とのかかわりは意識をして行っている。今後もそのような取組を行っていきたいと考えている。  58ページ、59ページ、ロケーションサービス推進について。質問。ドラマやCM、映画の出演者たちが新座市に来て、どんなものを食べたとかどこに行ったなどの情報を得ているのか。  答弁。把握している範囲では、ロケ弁当、ケータリングで撮影場所で食事を済まされることがほとんどで、新座市内の飲食店への足を延ばされたという話は残念ながら聞いていない。  質問。ロケーションツーリズム協議会負担金と撮影受入れ運営補助金の不用額97万8,778円について伺う。  答弁。当初は、臨時職員1名の雇用を想定していたが、商工会の中で対応することでスタートをした。後半、プレミアム付商品券の事務で商工会も忙しくなり、対応できない部分が出てきて、市の職員が対応したこともあり、結果として減額となった。  60ページ、61ページ、新座版グリーンツーリズム推進について。質問。カブトムシの里づくり事業を通して新座市にどんな魅力を感じているか、地域に誇りを持てるようになっているか、効果として得られているのか。  答弁。グリーンツーリズムの活動がプラス新座ということで、新座市に住むとプラスがある、すごく子育てによい都市ということで実感していただいていると考えている。  62ページ、63ページ、ふるさと納税促進について。質問。地方交付税との関係で、結果的にどれだけプラス・マイナスになったのか教えていただきたい。  答弁。市民税への影響額は2億2,057万7,716円となっており、寄附金額との差額はマイナス1億8,810万3,088円となっている。市民税影響額の75%が交付税により補填された場合の差額、実質収支はマイナス2,266万9,801円となっている。  質問。返礼品の中に茶道、座禅、乗馬、市内バスの旅行などの体験型を入れる話があったが、進捗状況はどうか。  答弁。体験型返礼品についての検討はしたが、決定までには至っていない状況である。  66ページ、67ページ、東京2020オリンピック・パラリンピック推進について。質問。令和2年度に開催をされるという前提で取り組んできたことについて伺う。  答弁。大会1年前ということで、最後の機運醸成というところで進めてきた。国際交流員を任用し、ブラジルのホストタウンの取組を進めてきた。また、装飾物を駅前など目立つところに掲示したことで認知度を上げることができたと考えている。  68ページ、69ページ、公共施設マネジメント推進について。質問。個別施設計画の策定の検討状況、また進捗状況について伺う。  答弁。令和2年3月19日に新座市公共施設個別施設計画策定支援業務委託を株式会社大輝と契約をした。各施設の劣化状況を、今年6月、7月にかけて行い、現在はその取りまとめをしている状況である。  92ページから、選挙管理委員会費全般についての質問です。質問。投票率向上に向けた取組についてお聞きしたい。  答弁。総体的に見ると、必ずしも新座市だけが極端に投票率が低いという傾向ではない。選挙啓発の標語ポスターの募集、出前講座の開催、街頭啓発等も行っている。また、防災行政無線での呼びかけも行った。投票率向上の決め手はないが、地道な啓発活動と、あらゆる機会を捉えた中で、皆さんにご理解いただく努力を続けていきたいと考えている。  132ページ、133ページ、自主防災組織育成について。質問。防災備品等購入補助金の申請団体は、毎年同じなのか。  答弁。毎年同じ団体が必ず使っているというわけではなく、隔年で利用したり、何年か利用がなかったりという形で、大体20前後の団体に毎年利用されている。  138ページ、139ページ、総合防災訓練について。質問。2巡目が終了し、訓練による成果、問題点の提起、意見、改善点について伺う。また、水害の対応についてどのように考えているのか。  答弁。参加者の声で多かったのは、災害時の運営について具体的にイメージすることができた。また、市職員と一緒に活動することで、顔の見える関係ができたといったものであった。一方で、学校施設が避難所になるケースが多いが、学校関係者の参加が少ないという意見や、備蓄品が足りないのではないかという意見もあった。訓練の中でいただいた声ですぐ対応できるものについては改善方を図ってきた。参集訓練は、地震発災を想定して行っている。水害時に関しては、開設される避難所と開設されない避難所があり、地震を想定する中で今年度から避難所開設のノウハウを構築するために、職員に水害時に開設する避難所の運営に携わってもらうという形でシステムを変えた。水害に関する避難所の開設訓練については、今は考えていない。浸水想定区域内にある福祉施設、病院、小・中学校については、避難確保計画の策定、訓練が施設管理者に義務づけられているので、計画策定の支援であるとか、情報伝達訓練などの支援を行っている。  138ページ、139ページ、家具転倒防止器具支給について。質問。執行率64.1%の理由は。  答弁。取付委託料の減額理由は、取付け支援対象者を障がい者がいる世帯のみに限定する見直しを行った。その関係で、取付け件数が減少した。  270ページ、271ページ、災害救助について。質問。台風19号のとき、自主防災会の活動状況について教えていただきたい。
     答弁。厳密に自主防災会の方が何名避難所に張りついていたかというのは集計をしていない。しかし、避難所の開設や避難所間の移動の協力、また水などの備蓄品の提供などお手伝いをいただいた。  質問。台風15号あるいは19号の避難状況を踏まえ、どのような課題整理がされ、今後にどう生かしていくのか。また、市の災害対策本部設置の考え方について伺う。  答弁。市内20か所に避難所を開設し、1,336名が避難をした。一部の避難所では、人が多く集まって入り切れない状況もあった。体育館がいっぱいになった際に、使える校舎内のスペース確保を学校と調整した。また、ペットの同行避難も課題である。市民総合体育館の屋内スペースをペット同行避難に開放する段取りを準備中である。災害対策本部の設置については、現行の地域防災計画の中では、災害対策本部を設置する要件について具体的に明確な設置基準というものがない。今年度本部長判断をする指針として予想される降雨量など具体的な数値を使って、災害対策本部の設置に至るような体制を取りたいと考えている。  402ページ、403ページ、出初め式。質問。新しい駐車場で初めての出初め式だったが、成果や反省点を伺う。  答弁。市民の方からは、大変好評をいただいた。また、近隣の方のご理解、ご協力を得て、最高の会場でできるようになったと考えている。参加した消防団員からも、やりづらいとかそういった声はなかった。観覧スペースについては、少し課題が残ったと思っている。来場者の動線を次年度に向けては再考したいと考えている。  530ページ、531ページ、予備費。質問。台風やコロナウイルスがあったが、主なものを教えていただきたい。  答弁。台風関係で、災害時作業委託料として約850万円の支出、避難所の毛布洗濯手数料約280万円の支出、相続等による防火水槽撤去工事費約800万円の支出、以上が主なものである。コロナ関係の支出は、令和元年度はない。  質疑の概要は以上です。  採決に入る前に討論を行いました。  討論をご紹介します。まず、不認定とする委員の討論です。障がい者雇用率、雇用人数が満たしていない、達していなかった部分が不認定の理由の一つです。そして、令和元年度は福祉の10事業の見直し、削減が行われました。財源はあったので、削減するべきではなかったと思う。税収が伸びるまちづくりと言って、市民の税金を使って区画整理を行い、税収が伸びる年にお金がないと言って福祉を削るというのは、道理がないと思う。福祉の10事業を維持し、大型公共事業をスローダウンするべきだったと考える。また、地下鉄12号線建設促進基金も市民のために使うべきだったと考える。  認定とする委員の討論です。市制施行50周年と東京2020大会の開催に向けた取組と同時に、令和2年に入ってからは新型コロナウイルス感染症拡大防止の初期対応もあり、市民の生命と財産を守ることに尽力をされたことに感謝をします。  シティプロモーション推進では、メインターゲット、サブターゲットに向けた施策を講じていただいた。より効果的なPR、効果の検証への工夫が必要と感じた。新座版グリーンツーリズムの推進では、引き続き郷土愛を持っていただけるような新座市の自然を体験するイベント事業を推進していただきたい。財政面では厳しい状況ではあるが、財政調整基金の積み増しをお願いする。  別の認定とする委員の討論です。歳入の根幹をなす市税等の徴収努力を評価する。滞納初期段階での納税指導と、粘り強い徴収対策が大事になってくると思う。  歳出については、職員研修の中で女性管理職の登用率アップのため、目標を持ち、キャリア支援を検討されており、今後に期待をする。  別の認定する方の討論です。収納率は前年を上回っており、様々な努力の成果であると評価をします。東日本大震災被災地への職員派遣について、埼玉県で一番長く派遣をしていただいたことを評価したい。新庁舎の建設、第2期工事が完了した。ソフト、ハード両面で充実した新庁舎として、市民に喜んでいただけるように、引き続き心がけていただきたい。市税徴収事務は、納付しやすいよう選択肢を広げる取組を進めていくことを評価をする。口座振替の促進に努めていただきたい。また、毎年各地で自然災害が多発するようになり、何かと苦労が多いと思うが、市民の生命、身体、財産を守るため、引き続き取組を進めていただきたい。  最後に、別の認定する委員の討論です。ふるさと納税について、友好姉妹都市の特産品の取扱いが終了したが、代わりにガバメントクラウドファンディングを実施をされた。今後も新座市の魅力がアピールできることを考えていただきたい。また、台風被害等に備え、防災力の強化に努めてほしい。今後は、コロナウイルスの影響が法人税、個人市民税に影響を及ぼしてくるということが予想をされる。財政調整基金の積み増し、財源の確保、事業の見直しをお願いしたい。  討論は以上です。  討論を終結した後、採決を行いました。  結論は、冒頭申し上げましたとおり認定が4、不認定が1で、認定すべきものと決しました。  決算認定に際し、委員会として意見を付しました。意見については、総務常任委員会審査報告書をお読みください。  以上、議長より求められた総務常任委員会委員長報告を終わります。 ○議長(滝本恭雪議員) 続いて、文教生活常任委員会委員長の報告を求めます。  文教生活常任委員会委員長。    〔12番(石島陽子議員)登壇〕 ◆12番(石島陽子議員) 12番、石島です。議案第83号、文教生活常任委員会に分割された部分についての質疑、結論を報告いたします。  執行部の説明の後、質疑を行いました。  質問。86ページ、住民基本台帳ネットワークシステムですが、申請件数が6,313件に対し、交付件数が4,673件ですが、なぜこんなに差が出るのか。  答弁。要因は2つ。1つは、マイナンバーカード。申請をしていただいた後に、カードを作っている地方公共団体情報システム機構に申請情報が届きまして、おおむね1か月から1か月半ぐらいしてカードが市役所に届きます。お客様に取りに来てくださいというご案内を差し上げ、実際にお越しいただいて交付になるので、おおむね1か月半ぐらいお時間を頂戴する。申請件数は、3月末時点の数字ですので、乖離があるというのがまず1点。  それと、あと申請をいただいてからお亡くなりになられたり、市外に転出されたりという場合はカードがそのまま無効になってしまいます。こういったものが蓄積していき、乖離があるという状況です。  質問。116ページ、空き家対策。全庁的な課題として、特定空家に特に力を入れてこられたというお話がありました。決算関係資料47番で、通報を受けて現地確認をしたが、適正に管理されており、改善の必要はないとされた案件が181件になっているのですが、この内容を確認させてください。  2点目に、特定空家1件残っていると理解をしているのですが、今どういう状態になっているのか。あと平成28年8月に策定された新座市空家等対策計画も来年の8月で5年間の期間が終わるわけですが、進捗状況はどのように検証されているのか。  答弁。近隣の方が通報していただいて、本当に適正に管理されているのかどうかをまず職員が確認して、ちゃんと管理されているなとなった場合は、通報した方と、こういう状況なのでどうでしょうという話をさせていただき、それで納得をしていただき、今後また何かあったら連絡いただければすぐ動きますという形で、通報者と意思の疎通が取れているものを載せております。  特定空家は1件残っているということで、予算措置させていただいたのですが、既に所有者が見つかり、本人が解体することになり、本年度の4月をもって特定空家は全て解消されている状況です。空家等対策計画は、ほぼ順調に進捗している状況です。ただ、空き家等の寄附の受入れについてはしていない状況です。  質問。126ページ、自転車駐車場管理。何か所か駐輪場、あとバイクの駐輪場がございますが、放置車両、自転車もそのままずっと放置してしまうケースですとか、実際見たのですが、バイクも放置されてしまうケースがあるのです。最終的にどういった管理、処理されていらっしゃるのか。  答弁。放置車両の場合、基本的には車体番号とか防犯登録されていますので、警察に照合して所有者を洗い出したり、バイク、自動車ですとナンバープレートがついていますので、そちらから所有者の洗い出しをさせていただいて、まずは所有者に当たる。撤去に応じてくれない場合は、保管場所に撤去するという大きな流れになろうかと思います。  質問。具体的にどれくらいの期間たったら、これは放置車両と判断しているのか。  答弁。1週間程度の期間ということで考えております。今原付バイクまでは撤去しているのですが、それ以上のバイクについては取扱いに悩んでいる部分もありました。ここのところで結論が出て、今後原付バイク、50cc以上のバイクについては撤去していこうという流れで進んでいます。  質問。346ページの商工振興費。商工会が13団体と記載されているのですが、今大規模開発とか土地区画整理があって、大型店舗がどんどん市内にも増えています。ですが、私のように障がいを持っていると、大型の店舗はちょっと1人では歩きづらい。近所に小さいなじみのある商店会のお店があったら、私のこともよく分かってくださいますし、例えば高齢の方もちょっと行って、ちょっと買うということが多分容易にできると思うのです。新座市内でも高齢者の方は大変多いですし、そういうことを考えますと、新しいまちづくりというのはとても大切だと思うのですが、それに伴って、今住んでいらっしゃる方がいかに便利に暮らしていくかということに対しての市のお考え、補助、小さいお店がなくなっていかないための取組がどのようになされているのか伺いたい。  答弁。これまで商店会の活動を支援するため、商店会が実施するハード事業、ソフト事業に対して、それぞれ補助を行ってまいりました。ソフト事業に対する補助につきましては、商店街が実施するイベントですとか、歳末セールのような商店会の活性化に直接つながる事業への補助についても実施してきたところです。ただ、実態としては商店会自体の高齢化、後継者不足により商店会の力が不足していると申しますか、補助金の活用自体も難しくなってきている商店会があるということも事実です。市としては、今後事業に対する補助だけではなく、商店会自体の体制を強化していくような支援も必要ではないかと考えています。市の職員、専門家ではない部分もありまして、単独では難しいところもあるのですが、現在埼玉県において、例えば専門家の派遣事業なども行っておりますので、今後は商店会のご希望も伺いながら、これらの制度のご紹介などもしていければと考えているところです。  質問。経営者の方も高齢化していらっしゃることはよく分かるのですが、それに対してどうやって支援していくのかということだと思うのです。市でも商店の経営者の方と一緒にどうやって後継者を増やしていくのかという、また地域に小さなお店は魅力的なのだよということを一緒に発信していただきたいなと思っています。  地域応援ぷらすクーポンも、今コロナ禍ですばらしい取組だと思っているのですが、コロナ終息後こういうクーポン券の発行などを検討していただけるかどうか。  答弁。確かに後継者不足などは商店会のご本人だけではなかなか解決が難しい問題でもございまして、取組はなかなか難しいと考えております。現在新座市商工会におきまして、後継者不足に悩む方のための相談会ですとか研修会を実施しておりますので、商店会の皆様の状況を確認しながら必要な支援をしていきたいと考えております。  クーポン券の継続につきましては、現時点で具体的な計画を申し上げることは難しいということでご理解を賜りたいと思います。  今年度の事業として、12月頃に新座市商工会が一店逸品事業というのを実施する予定にしております。市内の商店の方ですとか個人事業主の方などにお店で自慢できる一店逸品を登録していただいて、そのお店を回ってスタンプを集めていただくと、記念品がもらえるという事業を今検討しているようですので、市としても必要な支援を行ってまいりたいと考えています。  424ページ、教育指導費。教科加配教員配置で、中学校が5校、小学校は8校になっておりますが、ほかの学校ではチームティーチングをやっていないのでしょうか、それとも教科加配教員を必要としていないのでしょうか。  答弁。チームティーチングをしていないのかというご指摘いただいたところですが、外国語の指導ということで、420ページの国際理解教育推進、こちらは英語指導助手、各校1名配置されている外国籍の方の配置についてです。また、03英会話の時間推進につきましては、各小学校に配置する英会話講師の配置についてお示ししてあります。これらと09番、中学校英語加配教員を組み合わせながら、全ての学校において、中学校であれば英語、小学校であれば、昨年度までは英会話の時間という形でTTで実施をしております。  質問。意見書に子供たちと向き合う時間を増やすために、教職員の多忙化解消を強化すべきであるというのが出ていましたが、それに関連してタイムカードとか出ましたが、例えば退勤時間になりました、さあ、皆さん、帰りましょうということが実際可能なのか、そこをお聞きしたい。  具体的に、抜本的に多忙化にメスを入れていただきたいと思うのです。例えば小・中学校も何曜日はノー残業デーみたいなことは可能なのか。  答弁。ICカードを使った勤務時間の把握、管理職が把握していきたいということが1点ございます。  また、自動応答電話が夜中の時間帯と朝の時間帯の電話は出ないということで多忙化の解消につなげているということですが、併せてお話があったようにノー残業デーのようなものを設定しておる学校もございます。その日の帰る時間を朝に決めて、この時間帯に帰るということなども決めて取り組んでいる学校もございます。  また、教育委員会として勤務時間を十分に把握し、その把握した勤務時間を適正に回すということで規則もつくってございますので、そちらのほうでも今後対応していきたいと考えております。  質問。438ページ、教育相談。令和元年度決算関係資料58で、教育相談の件数が平成26年から平成30年までは約5,000件ぐらいだったのですが、令和元年度は3,618件とぐっと減っているのです。減ったのはなぜなのか。  答弁。大きく3点、減少の理由が考えられております。1点目は、各小・中学校の教育相談体制が非常に充実してきているのではないかということです。昨年度から新座市としても不登校の問題を重点課題として、各中学校、小学校で教育相談部会を中心に取組を重点化しているところです。こちらの教育相談室の相談件数は、第四庁舎の教育相談室の相談件数です。こちらに資料がないのですが、新座市の教育相談体制としては、あと中学校のさわやか相談員、小学校にも子どもと親の相談員というものがございます。この令和元年度のさわやか相談員の相談件数は、平成30年に6,428件だったものが、令和元年度は7,387件と大幅に増加しております。また、平成30年度には子どもと親の相談員の件数が前年より大幅に増加している実態がございます。今まで市の教育相談室に相談が上がってきたものが、それぞれの相談員、また学校の教育相談体制が充実して、学校ごとに相談に乗っているということが想定されます。  2点目は、昨年度新しい事業として、教育長も参加いたしまして、学校に行きづらい児童・生徒の保護者の会というものを2回実施しました。こちらで、教育長、また教育相談センターの職員や相談員が直接保護者と対話を行うことによって、それぞれの相談、悩みに直接寄り添うことができたと考えております。この後、9月以降、これまで増加していたものが令和元年度はほぼ横ばいになっております。  3点目は、1件の相談について、何度も毎日のように相談に乗ることがございましたので、少しずつ保護者が自分で対応できるようにということを促しています。その成果が出ていると感じております。  質問。決算関係資料の50番、各学校からの施設改修等要望と実施状況。経年的に見ると、実施率が一部実施を含んで70%前後だったものが、令和元年度については60%と減っているのですが、これでは現場の要望に十分応えられていないのではと思うわけですが、どういうふうにお考えになっているのか。小学校の施設修繕は執行率が100%、中学校の施設修繕も98%で、予算そのものが大変少ない。  また、446ページの小学校の施設整備では、不用額が合わせて4,500万円近く出ていて、契約差金だと書かれています。中学校のほうも458ページで、やはり契約差金380万円ぐらい出ているわけです。契約差金について不用額を出すのではなくて、施設の修繕や改良に充てることができなかったのか。  答弁。教育委員会として、すぐにやらなければいけない危険なものかどうかを判断させていただき、学校と調整を取って、もうちょっと先でもいいですよというものについては先延ばしさせてもらっています。その中で、今回コロナの関係で、前回はそれこそ取下げとかになっている西堀小学校とかの1階の教室の網戸については今年度実施を進めております。どうしてもやらなければいけないものについては、予備費なり補正なりを行って対応はしてまいりたいと考えております。  また、不用額があるのに、なぜこれをそのままにしたのだというご意見だと思うのですが、小学校施設設備の工事請負費の中に、小学校改良改修工事費が2段がけで書いております。この下の部分が平成30年度からの繰越しの事業で、契約したところ、残金が約4,000万円近くあったということです。残金は残っていますが、平成30年度の残であって、これを平成31年度に使うというのが財政上はできませんので、そのまま残した形になります。中学校費も同じです。  質問。資料の例えば50―3で、第五中学校の音楽室内の照度不足の改善が未実施ですが、これはきちんと改善しなければいけないものではと思うのです。第四中学校のテニスコートの土壌改修はやらなくていいのか、栗原小学校給食室の撥水の床シートを一部だけ実施して、あとは途中で止まっている、そういうことでいいのか。新開小学校昇降口扉の修繕未実施は危なくないのか、こういうものはやる方向で予算を獲得できないものなのか。  答弁。今お話しいただいた中で、第五中学校の4階の音楽室内の照度不足については、今年度諸工事のほうで対応させてもらう予定でおります。第四中学校のテニスコートの土壌、雨水がたまってぐちゃぐちゃになるのですが、大規模な工事になってしまうので、どうやってやったらいいのか検討している最中です。栗原小学校の給食室の床も新開小学校の昇降口の修繕も、諸工事のほうで今年度対応する予定にはなっております。  質問。448ページ、小学校コンピュータ教育推進について。1校当たり40台の導入に向けて準備作業ということですが、使用料及び賃借料8,700万円、結構金額が大きいと思うのですが、内訳を教えていただきたい。併せて460ページ、中学校コンピュータ教育推進の内容、内訳もお願いします。  答弁。小学校は、パソコンルームに各40台ずつノートパソコンが入っております。それに併せてインターネット回線、LANとかの装備がありまして、そのほか40台ずつの教師用のコンピュータがございます。ですので、小学校全体でいくと1,760台のコンピュータがあるということです。中学校費でいいますと、同じく各中学校50台プラス40台になりますので、合わせて540台ございます。両方合わせますと、1,900台をリースでお借りしているという形になります。  質問。448ページ、小学校コンピュータ教育推進ですが、特別支援学級の方、それから通常学級に通っていらっしゃる軽度の障がいの方などはタブレットをどのように活用して、どういう教育的な効果が見込まれるのか、令和元年度にどういう目的を持ってこれを配置しようと思われたのか。  答弁。特別支援教育のタブレット等の活用につきましては、大きく2点考えられると思います。1点目は、個別最適化という観点です。様々な課題、特別支援教育の特別支援学級で学んでいるお子さんは、それぞれ特別な教育課程で学習しています。それぞれの課題が違うことを鑑みますと、それぞれの課題に沿った学習が可能になるということが考えられます。  2点目は、それぞれの特性に合った支援が可能になるということです。例えば弱視学級のお子さんは、遠くにあるものを写真で撮りまして、手元で大きく見ることができるということが考えられますし、手先が不自由という特性を持つお子さんにつきましては、鉛筆で細かい字を書くのではなくてタブレットで入力するというようなこと、または指で文字をなぞるというようなことを繰り返すことによって、うまくできないということで自己否定するのではなく、自分の特性に応じた学習が進められるということが考えられます。いずれにいたしましても、個別最適化と申し上げたとおり、支援の必要なお子さんたちにつきましてはそれぞれ状況が違いますので、個々の障がいの状況に応じて、それぞれの学校で工夫した取組が必要となります。  質問。490ページ、ふるさと新座館施設管理と、504ページ、ホール運営管理に係りますが、平成30年4月1日から指定管理者となりました。令和元年度、管理者との会議で施設に関するご要望とかご意見などがありましたら教えていただきたい。  答弁。令和元年度で開館から7年目に入ったかと思いますが、ある程度施設が古くなってきた関係で、施設の修繕に関する案件が増加しつつある傾向がありまして、指定管理者と協議しながら修繕を進めている状況があります。軽微なものは、指定管理者においてスタッフが修繕しておりますが、水回りなどの修繕も多く出てきておりまして、令和元年度はガス給湯器の不点火の修繕、実習室のガス漏れ探知機の交換、避難誘導灯のバッテリー交換、修繕など多数行っている状況がございます。  質問。494ページ、図書館施設管理。昨年から指定管理者制度が導入されて1年経過しました。会議の場も持たれていると思うのですが、この決算で報告すべき何か内容がありましたら教えていただきたい。  あと削減効果、この辺りの数字的なものが把握されているのであれば教えていただきたい。  答弁。初年度いろんな面で不慣れな点あったと思うのですが、書籍消毒機の設置、そして既存事業の実施も行っております。また、新規事業として6事業、回想サロン、託児サービス、俳句ポストの設置、特殊展示、交流スペース等を実施していただいているところです。ただし、このコロナ禍の状況で未実施になっている事業もございました。令和元年度は、貸出し数ですとか利用者数についても若干減少している状況もございます。今後コロナ禍の状況の中で、利用者ですとか貸出し数を上げるために、指定管理者と協力を進めながら、市民の皆さんに愛される図書館を目指して頑張ってまいりたいと思います。  削減額は、決算ベースで100万円程度増額となっております。削減ということではなく、図書館の指定管理移行につきましては、事業等直営時代よりもたくさん実施してもらう形になっておりますので、予算的には増という形になっております。  討論を紹介いたします。  認定の方の討論です。質問させていただいた主な事業について意見を述べさせていただきます。住民基本台帳管理では、核家族化が進んでいるということでしたが、人口動態がどのようになるか分かりませんが、少なくとも微増されていくことが予想される中、業務上一番市民の方と接する機会も多く、事務作業も増えていくと思いますが、国が進めるマイナンバーの事務の効率化をはじめ、引き続き業務遂行へのご努力をお願いします。  空き家対策では、特定空家が全て解決されたことは高く評価するところです。1年を残す5年間の計画も、空き家等の利活用の検討として道半ばの部分もありますが、引き続きの取組を要望いたします。  交通指導員活動では、様々な事情で退職される方が多い中で、委託先のシルバー人材の活用もとても大切なことと感じております。  ペット管理等では、犬のふん害対策として実証実験も行われました。イエローチョーク作戦の引き続きの市民の方へのPRをよろしくお願いいたします。  墓所管理では、委員会初日に墓園内のA地区にできました立派な多目的トイレを拝見させていただきました。今後は、さらにB地区、C地区にもできることを要望いたします。  また、指定管理者と毎月定期的に会議も持たれて、意見の交換、ご要望などもいただいているということで確認させていただきました。今後共同墓地の計画もありますが、着実に進めていっていただきたいと思います。  すこやか広場運営管理では、以前は3か所ありましたが、現在市内に2か所だけとなりました。今後もさらに地域の中で頑張っていけるすこやか広場であるためにも、しっかりと市にも間に入って事業を進めていただくことを要望します。  次に、教育委員会教育費の所管に関して。小学校第1学年副担任ですが、2002年に導入されて、本市に市独自の大きな施策と評価しております。足りないと思うところは、ぜひ人数を増やして厚くしていただきたいということを要望します。  学校教育農園では、昨年第二中学校にも花壇を利用されてスタートされたということで、これで全校実施されたことは評価したいと思います。歴史もある新座市が誇る教育活動の一つとして、さらに継続して頑張っていただきたいと思います。  学校緑化支援では、平成6年からの文部科学省の屋外教育環境整備事業として実施されてきました芝生化、栄小学校、東野小学校、新座小学校の2校も芝生化となりました。栄小が今年度から3年間、県の補助も出るということで、さらなる環境整備を期待します。  市史編さん事業では、8名の委員の方が中心となって、新座市50年史のダイジェスト版が年末には完成されるということで期待をしたいと思います。子供たちにも分かりやすい市史が完成されることを期待します。  次に、公民館施設整備ですが、栄公民館のトイレの改修工事、栗原公民館外壁等改修工事、特に栄公民館トイレの洋式化率が33%と低いという背景がありましたが、ここに来て、長年先送りされてきた工事が終了されたことを評価します。  図書館整備については、福祉の里、中央図書館分館が指定管理者となって1年経過しましたが、今後も蔵書の充実、そしてレファレンス、市民要望への対応について、引き続きよろしくお願いいたします。質問の中で、市民の方のニーズに適応されていないかなという見方もあると思いますので、その点についてはしっかりと分析をしていただきたいと思います。  あと市民総合体育館管理では、建物自体の老朽化が進んでいるということでした。質問の中でもロッカーの鍵がかからないということでしたが、速やかに緊急を要する箇所については対応されることを要望いたします。  以上をもちまして認定といたします。  別の認定の方です。日本語の先生を導入して、来日児童手当てをして、これから日本もグローバル化してくるし、より早く日本に慣れて、早く学校生活に慣れ、お友達も早くできる、とてもいいことだと思います。これをこれからも続けていってほしいと思います。  あと教育シンポジウム。テーマ、「一人一人が輝く未来の新座づくり〜2020年オリンピック・パラリンピックに向けて広げよう温かい輪〜」、これはコロナ禍でちょっと暗い世の中になっていますが、来年オリンピックが来るので、この輪をもっと広げて、みんな子供たちも大人も明るくなるような、そういうシンポジウムにしていただきたいと思います。年に1回のことですが、みんながわくわくするようなシンポジウムになっていただきたいと思います。  認定せずという方のご意見です。おおむね賛成ですが、事業別決算説明書の352ページ、マイナポイントPR、また356ページのプレミアム付商品券に対しまして、予算の段階で反対をしておりますので、決算の段階では不認定とさせていただきます。  別の不認定の方です。最近ユニセフが調査しました日本の子供の幸福度は、38か国中20位ということでした。日本は、身体的健康の分野では肥満が少ないなど1位です。ところが、一方スキルでは新しい友達をつくるなどの社会的適応力で27位となっています。また、精神的幸福度では15歳時点での生活満足度の割合、自殺率から37位、ワースト2位でした。自殺の死因のトップは、学校でのいじめや教員による暴力、ハラスメントなどによる学校問題が多いということでした。自殺については、10万人当たり日本は7.5人です。これらの問題を解決するためには、少人数学級や教職員の抜本的増員などが必要と考えます。子供の精神的ケアの充実が重要な課題です。教員の多忙化の解消も大切だと考えています。  あとGIGAスクールにつきましては、毎年の経費がそこそこ多額になるということを考えると、もろ手を挙げて賛成というよりは、やはり検討する内容を含んでいるのではないかと思います。前のめりになるのはいかがなものかというふうに考えます。  以上のことから不認定といたします。  採決の結果、認定の方4人、不認定の方2人、4対2で結論は認定といたします。  文教生活常任委員会の決算審査の結果、委員会として意見を付すことといたしました。  (1)空家等の対策を全庁的な課題として捉え、新座市空家等対策計画を着実に推進すべきである。  (2)市民の声を広く取り入れ、にいバスの充実と併せて、デマンド型交通の導入に向けて検討すべきである。  (3)雨水貯留槽の設置を始め、台風や集中豪雨等による被害の軽減を全庁的に推進すべきである。  (4)地域経済活性化のため、商工業や農業への支援策等について調査・研究し、強化すべきである。
     (5)振り込め詐欺等、消費者トラブルの被害防止のための施策を充実すべきである。  (6)教育費については、一般会計予算の10パーセント以上とするよう努めるべきである。  (7)子どもたちと向き合う時間を増やすために、教職員の多忙化解消策を強化すべきである。  (8)教育相談センター、さわやか相談員、子どもと親の相談員、スクールソーシャルワーカー及び学校が連携し、不登校及びいじめの未然防止並びにその解決に向けた対策を強化すべきである。  (9)障がいのある児童・生徒に寄り添った就学支援体制の構築を検討すべきである。  (10)計画的に小・中学校の大規模改修を着実に進め、各学校の要望に応え、施設維持補修工事費等を増額すべきである。  以上で報告を終わります。 △延会について ○議長(滝本恭雪議員) お諮りいたします。  本日の会議はこの程度にとどめ、延会といたしたいと思います。これにご異議ありませんか。    〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(滝本恭雪議員) ご異議なしと認めます。  よって、本日はこれにて延会することに決しました。 △次会日程の報告 ○議長(滝本恭雪議員) 明24日は本会議を開きますので、定刻までにご参集くださいますようお願いいたします。 △延会の宣告 ○議長(滝本恭雪議員) 本日はこれにて延会いたします。  大変熱心にご苦労さまでございました。    延会 午後 2時04分...